7月15日配信予定タイトルは3本 | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

週末のお楽しみ、次回配信タイトル発表のお時間がやって参りました。
来週の火曜は3本配信。
ここんところ基本3本ですなあ。
遊ぶ方も3本位がちょうどよいですしね。
ということでいつものようにさくっとご紹介。
いつもは任天堂ハードから紹介してますが今回はPCエンジンのこちらから。


ダライアスプラス(タイトー)
1980年代後半、アーケード界では大型筐体ブームといっていい状況でした。
その急先鋒はもちろんセガなんですけど、タイトーも色々出していました。
その中の一つが1987年に登場したダライアス。
3つのモニタをハーフミラーに反射させて表示することで切れ目無しワイド画面を用意。
筐体にはシートも振動して大迫力のボディソニックを装備して
映像と音の両方で巨大な敵と戦う大迫力の空間を演出した
画期的で衝撃的な横スクロールシューティングでした。
これに座った時の興奮は今でも忘れられませんね。
タイトーサウンドチームZUNTATAの手がけた神曲の数々が
筐体全体からズンズン響いており、画面ではWARNINGの文字とともに
普通のゲーム1画面分のデカさのボスが激しい攻撃を仕掛けてきました。
ほんとに感動した、あれは。
ということでそんな特殊な環境が必要だったので家庭用への移植なんか
夢のまた夢かと思われていたところに登場したのが
PCエンジンCD-ROM版のスーパーダライアス。
3画面を1画面にしているので、細かいところはかなり違うのですが
多重スクロールやパワーアップアイテム、そして大迫力のボス戦等
ゲームの持つ雰囲気は十二分に移植されていました。
なによりドルビーサラウンド対応の音楽が素晴らしかった。
今回バーチャルコンソールで登場のダライアスプラスは
まだまだ普及率が低かったCD-ROM版を持たないユーザーからのラブコールか、
はたまた投資が回収出来ないからという経営判断からか。
とにかくHu-CARDでも出そうよということで登場した作品で
カードに収まるようにオマケモードやボスを一部削除した劣化移植版です。
劣化移植と書くとちょっと聞こえが悪いですが
ゲームの面白さそのものはしっかり移植されているのでご安心を。
メモリ容量が気になるバーチャルコンソールではこっちの方がありがたいかもしれません。
当時の販売元はNECアベニューだったので配信出来るのかどうか
ちょっと、いや大分不安だったんですけど無事配信の運びとなりました。
NECアベニュー発のアーケード移植作は出来のいいものが多いので
これを機に他のタイトルもどんどん配信して欲しいものです。


さくっと言いながらいきなり長くなっちゃったなあ。
でもまだまだ書き足りない。
レビューするしかないなwww
次からはサクサク行きますよ。
来週残りの2本はどちらもシミュレーションRPGです。
まずはスーファミのこちらから。


ファイアーエムブレム トラキア776(任天堂)
すでにバーチャルコンソールで配信中の同シリーズ・聖戦の系譜の外伝的作品として
1999年にニンテンドウパワーの書き換え専用ソフトとして登場しました。
当時いい大人だった僕は、あれで書き換えるのがけっこう恥ずかしくてですね。
翌年登場したカートリッジ版を買ったのですが
高層ビルの間を命綱なしで挑む綱渡りのような
ギリギリのゲームバランスで正直ストーリー追ってる余裕無かった。
一手でもヌルい行動しようもんなら確実に痛い目に遭います。
とにかく難しくてですね、僕は早々に投げ出して売ってしまった。
まさかカートリッジ版があんなにプレミア化するなんて思ってなかったから。
一時ワゴンの常連でしたもんね。
ということで売った事を激しく後悔した1本。
そういえばGBA版も一時は新品が1980円な状況だったのに
今どれもけっこうなお値段ですよね。
GC版もそんな感じだし。
Wii版も今は2000円前後で売ってるところ見かけますが
2年後ぐらいには高くなってるかも知れませんよ。

ちょっと横道逸れちゃいました、軌道修正軌道修正。
FE史上で最も難しいタイトルで、こいつを難しくしすぎた反動で
簡単になってしまったのでは?と思われるGBA版のシリーズですら
苦戦してる方は絶対に手を出しては行けない作品ですが
シミュレーションRPG史上でも類い稀な名人戦仕様の
非常にやり応えのある作品でもありますので腕に覚えのある若者は是非。
僕はポリゴン化してしまったGC以降の作品よりこの頃の雰囲気の方が好きだなあ。
さ、再チャレンジしてみるかな。



最後の1本はメガドライブのこちら。


シャイニング・フォースⅡ 古の封印(セガ)
ファイアーエムブレムと同じタイミングでリリースするなんて。
なんて挑発的な。
いや、いじわるされちゃったかな(笑)
ということでスーファミ時代、シミュレーションRPGの代名詞となるまでに成長した
ファイアーエムブレムシリーズに対抗すべく、かどうかは分かりませんが
ダンジョンRPGから路線変更し、メガドライブを代表するシミュレーションRPGとして
成長したのがシャイニング・フォースシリーズ。
詰め将棋のような、ガチンコでシミュレーション寄りなFEとは対照的に
ストーリーはRPG色を全面に押し出した作りで取っ付き易く
戦闘も淡白なFEと違い迫力のあるアニメ処理で見るものを飽きさせず
比較的ヌルめの難易度でさほどリセットに頼る局面も少なくサクサク進みますので
とにかく快適で楽しかった印象が残っています。
国内よりも海外で好調だったメガドラは、どことなく洋ゲーテイストで
濃い印象の作品が多かった中これは割と日本受けする作りでしたよね。
というか、本作が登場した1993年当時流行っていたラノベの先駆けと言ってもいい
角川スニーカー文庫や富士見ファンタジア文庫の作品を
シミュレーションRPGにしてみました、な感じです。
ということでFEよりも敷居が低く間口も広めなので
シミュレーションRPG自体は好きなんだけど難しくてねー
とお困りの方にはかなりオススメです。



以上、7月15日配信予定の3本でした。
なんかすごいですね、来週は。
マリオやソニックに代表される各ハードエース級の谷間を埋めるべく活躍した
裏ローテのエース同士が大激突ですよ。
トラキアは気付けばプレミアソフトという状況だったので
ほっといてもランク入りするんじゃないかと思いますが
歴史の影に埋もれてしまった感のあるシャイニング・フォースⅡもいい作品なので
スポットライトが当たってくれればと思っております。
ぎりぎりの20位でもいいからランク入りしないかなあ。
もちろんダライアスは購入確定で期待爆発ですよ。

それにしてもあれですね、2年目のバーチャルコンソールも折り返し地点過ぎましたが
2年目の配信傾向にキャッチコピーつけるとしたら
『プレミアソフト撲滅』ではないかと思われるようなラインナップが続いてますね。
中古屋さんは大打撃でしょうけどユーザーとしては大歓迎。
ついでにプレミア攻略本再販ブームも来ないかなあ。

目玉商品が一気に出た感じがありますが今月は隠し球のロックマンが控えてますからね。
まだまだ楽しみは尽きません。
ではではまた次回(・ω・)/