レビュー26回目にして初のRPG作品。
でもこれRPGと呼んでいいのかなあ(笑)
まま、配信日にDLして以来時間を見つけてはチクチク遊んでまして
そろそろまとめてみようかと思いましたので。
まずはオリジナルであるファミコン版ぬし釣りの説明してみましょうか。
川のぬし釣りは1990年にパックインビデオから発売されたファミコンソフトで
釣りにRPG要素を加えるという非常に斬新な作品であります。
実際どの辺がRPGなのかというとまずストーリーがあること。
通常釣りゲーと言えばシミュレータ要素が強く、
いかに大物を釣るかを目的にしているゲームが多い中
本作は、病気の妹を救う為にぬしを釣ってくるという目的があるのです。
そしてぬしにたどり着く為に道中であう人々からヒントを貰ったり
アイテムを入手したりとこの辺りはほんとにRPG風。
続きまして釣りゲーなのに戦闘があること。
釣り場はマップ上に点在しておりドラクエのように歩いて向かうのですが
釣り場に着くまでにランダムエンカウントで野生動物とのバトルが待っているのです。
バトルシステムがまた斬新でエンカウントすると相手となる動物が表示され
戦うを選ぶと白いポイントがランダムに点滅を始めます。
そしてボタンを押すとその場所に攻撃。
背景で攻撃したらスカ、動物のグラフィック上だとヒット。
また、その動物のヒットした場所によってダメージが変化。
弱点とされる場所に当たると大ダメージを与える事が出来ます。
具体的には、
頑丈な部分は体力の約8分の1
普通の部分は体力の約4分の1
弱点の部分は体力の約4分の3
ダメージを与える事ができます。
本作での体力は非常に重要で体力=攻撃力の基礎値、なので
この値が大きければ大きいほどダメージが大きくなります。
逆に言うと回復を怠ると弱点にヒットしても現状の体力から計算して
4分の3のダメージしか与えられません。
これは敵の動物にも適用されてます。
ということで釣り場まで息の抜けないサバイバル状態。
戦いに生き残ると経験値が入り一定数越えると体力の上限が1ずつアップ。
強敵に立ち向かうにはそれなりの基礎体力が必要なので
地道なレベル上げが必要です。
最後に肝心の釣りパート。
まず釣り場に着いたらポイントに向けて竿を振ります。
餌は全部で5種類、魚は好みの餌にしか食いつきませんので
釣り場にあった餌を色々試してヒットするのを待ちます。
ヒットしてからは非常にシンプルな作りで
ボタンでリールを巻くか巻かないかのみ。
魚の大きさや種類で巻き取る重さや抵抗するポイントが違いますが
やる事は糸を切られないように魚の動きを睨みつつ巻き取って
画面上部まで巻き上げると無事捕獲。
魚は魚屋に持って行くと大きさに応じた買い取り価格で買い取ってもらえ
魚以外のものは経験値を獲得できます。
序盤の戦闘はしんどいので釣りでレベル上げも必要ですね。
お金はアイテムや釣り具、それから宿屋に泊まるのに必要ですので
じゃんじゃん釣って小遣い稼ぎ。
こうやって体力を上げ、装備を整えてどこかにいるぬしを目指して
旅を続けるのであります。
PCエンジンで発売され、今回VCで配信されている川のぬし釣り自然派は
このファミコン版1作目のリメイク作品でありまして
ファミコン版との大きな違いはメディアがCD-ROMになったということで
川のせせらぎや鳥のさえずり等釣りの時のBGMが
臨場感溢れるものにパワーアップしております。
それ以外は初代とほぼいっしょ、だったと思います。
ファミコン版家にあるんで確かめようと思ったら
画面がバグって上手く動かなかったのでちょっと確かめられませんでした。
すんません(笑)
まあとにかく釣りRPGというなんとも摩訶不思議な作品。
当時遊んだ感想としては意外とRPGとしてしっかり出来ていて
なおかつ釣りも楽しかったという印象だったので
今回も楽しみに始めました。
うん、相変わらず釣りは面白い。
ヒットした時の糸が切れるか切れないかの駆け引きは
シンプルなシステムでも十分に楽しめます。
ただ、それしかないので飽きるのも早いですけどね(笑)
続きまして戦闘。
これは辛い。
エンカウント率が高い上、逃げるコマンドの成功率が低く、
システム上逃亡失敗で体力を削られると不利になるので戦わざるを得ません。
また、たぬきやふくろう、蛇にいたちと登場する動物が強くて強くて。
一回の戦闘でボロボロになってしまいます。
回復アイテムが意外に高く、お金を稼ごうにも
お金になる大物のポイントは拠点となる村から離れてることが多いので
お金稼ぎも経験稼ぎもほんとしんどいのです。
ぶっちゃけ釣り場に着く前にうんざりしてしまいます。
ファミコン版から数えて3回目か4回目のプレイなので
結局、もういいやと今回は途中で諦めてしまいました。
体力は42までは上げたんですけどねえ。
沼あたりまで進んだので多分後半戦突入あたりかなあ。
いや、ほんとはクリアしてみたいのですが
Wiiメモリ容量問題がありましてPCエンジンCD-ROM2作品は
2~300ブロック使うのでこれ1本無くなるだけでかなり助かるのです。
ということで今回はここで断念することにしました。
クリア後レビューではなくてすんません。
不毛なレベル上げを強いられますし、ストーリーもぬしを釣るという
目的だけは与えられてますがあとはおまけ程度なのでちょっと消化不良ですね。
ほんと戦闘がもうちょっと楽だったらなあ。
とはいえ、目の付けどころは非常にユニークな、他に類を見ない釣りRPG。
ゲーム好きなら一度は遊んでみてもらいたいと思います。
ぬしにたどり着つくにはかなりの根性を要しますけどね(笑)
川のぬし釣り自然派(マーベラス)
PCエンジンCD-ROM2ソフト・2007年11月27日配信開始
DLに必要なWiiポイント 800
僕のおすすめ度 60%