レビューとはいえ作品のチョイスは僕まかせなので
なるべく遊べるもの、もっと知ってもらいたいもの、
ランキングを賑わしてるものを取り上げてきましたが
ここらで一つ、痛いレビューをお送りします。
ということで今回の作品はバーチャファイター2・ジェネシス版。
VCタイトルで密かに気になってる方も多いんじゃないでしょうか。
僕もそんな一人でしてWiiがオンラインになってからずっと
気になってまして、先週2007年3月配信タイトルの記事を
まとめてた時にちょっと遊んでみようとダウンロードしたのでした。
ジェネシス版、と名のつく通り日本では未発売の作品です。
北米ではスーパーNES(北米版スーファミ)と人気を二分するほどの
市場だったので開発に踏み切ったんでしょうね。
しかしながらバーチャファイターを動かすにはスペック不足。
というか無謀にも程があります。
セガサターンでもよく出来て入るが完全移植には届かない
仕上がりだったものをどうやってメガドラで再現するのか。
ということでこのジェネシス版はなんと2D格闘として作られています。
3Dじゃないバーチャって( ̄□ ̄;)
と言いたい所ですがグラフィック以外の基本操作や技コマンドやそのまま、
そしてプレイした感覚もかなりがんばって再現されています。
バーチャの雰囲気はしっかり移植されているのです。
これはもう、よくがんばったで賞もの。
いやいやほんとに。
やれば出来ない事はないのだ。
とこう書くとなんだ、意外と遊べる奴なのかと思われるかもしれませんが
3Dで表現される事によって実現されたパンチ一発の重み、
蹴りの痛さ、投げの豪快さを2Dで遊ぶのはやっぱり無理があります。
遊べるのは遊べますがバーチャとしてはやはりうーん、なのです。
かといって他の2D格闘と比べるとジャンプ攻撃の貧弱さや
必殺技、超必殺技が持つ爽快感と比べるとこちらも見劣りがします。
また、バーチャ2となってますが登場キャラは1のみ。
というか1の移植作です。
なんで2になってるのか謎。
本当に謎だ。
売る為にそうしたのかなあ。
当時海の向こうではどのくらい売れたんでしょうね。
正直これで遊ぶくらいならコミックスゾーンやベア・ナックルを
おすすめしたい所ですが、筋金入りのバーチャジャンキーの方々には
この涙ぐましい移植魂を一度体験してもらいたい気もします。
ほんと、雰囲気はびっくりするほどバーチャなんですよ。
ただ軽いのです。
惜しい。
惜しいけどやはり2D格闘に重さを求めるのは無理がありますもんなあ…
バーチャファイター2・ジェネシス版(メガドライブ・セガ)
2007年3月20日配信開始・DLに必要なWiiポイント:600
僕のおすすめ度 35%
(最低は0、最高は一応100)