最近、子ども達とコミュニケーションを取る中で違和感に感じることがあります。
それはコミュニケーションを取る中で《こちらが伝えたことをそのままやること》・《こちらの答えを探している》ということです。
こちらが伝えたことをそのままやるということは子ども達が何も考えていないということです。
これは伝え手が何も考えなくてもいいように話をしているということでもありますし、考えさせないように話ししているということです。
このコミュニケーションの積み重ねが何も考えない思考を作り上げています。
その結果、《指示待ち人間》や《自分の意思のない人間》になってしまいます。
なので当クラブではコミュニケーションを取る際に答えを自分で導き出せるように《どう感じる?・どう思う?》という問いかけをしています。
しかしどう思うかを子ども達に聞いた時にこちらの正解を探して答えていると感じることがあります。
なぜそうなってしまうのか?
それは大人が、自分の答えと違うことを子どもが答えた時にそれを許容できずに感情的に押さえつけてしまうということが原因だと思います。
その結果、大人に怒られないように無難な答えを出してしまい自分で選択・決断できない人間になってしまいます。
本来、1人1人考え方・価値観が違うのが普通です。
だからコミュニケーションを取りお互いを理解していくのだと思います。
しかし年齢や立場というもので人を判断してしまいコミュニケーションを雑にしてしまいます。
これは僕自身もやってしまうことです。
なので常にそのことを意識してコミュニケーションを取っています。
なぜならば子ども達には《自分で考えて行動できる人》《自分の意見を伝えられる人》になってもらいたいからです。
この2つのことは《人として・サッカー選手》としてとても重要なことです。
この2つができない人が幸せになることはない思いますし、成功することもないと思います。
なのでどうしたら子ども達が《自分で考えて行動できる人》《自分の意見を伝えられる人》になれるのかということを考えています。
考える中で1つ思うことはまずは自分が変わる必要があるということです。
子ども達に変わってもらいたいではなくて自分が変わるということです。
それがより良くなるために一番早いと思います。
そのようなことを最近すごく感じます。