落語、日曜笑点見るくらいで、日本で生まれ日本で育ちながら全くノータッチで今に至る。


そんな私、立川志の輔がホーチミンに来るというので見に行ってきた。

http://www.viet-jo.com/news/entertainment/140225044100.html


会場はニッコーサイゴンっていうホーチミンの中で一番高級なホテル、その結婚式場のような広いスペースを使用し500名もの日本人を集め開催された。


会場はほぼ満席、年齢層は50代が多かったかな。


6時からの開始でまずは前座から。


若い落語家で聞いたことない人。

印象としては「滑舌いいな」程度。


古典落語をしてたらしいが初心者の俺には全く意味が分からず寝そうだった。


20分程度やってようやく終了。


「何事も経験だ」とポジティブに捉えようにもつまらないものはつまらない。

会場のお客さんにしたって、頑張って笑わなきゃってスタンスがあって微妙だった。


次にメインの立川 志の輔登場。


第一声。


声のトーンが前座の人とは明らかに違い「聞きたい」って気持ちになる。


そして数秒後、志の輔が親父ギャグレベルのジャブを放つ。

人前では絶対に笑わない俺?が「クスッ」っとなった。


会場は前座では全くなかった頑張って笑おうとする笑いでなく自然な笑いが「ドッ」っと起きる。


次第に俺の方は「次は何を言うんだ」っていう期待感が起こる。


志の輔は期待を裏切らない。


人前で絶対に笑わない俺が「グアッハッハッ」となった。


一度緩んでしまったら志の輔ペース。

落ちを話す前からでも面白いんだよな~。


志の輔は合計で120分程度話したかな、現代落語と古典落語の2つのジャンルの話をして、その間ずっとお客を飽きさせることなく本当に楽しい時間だった。

見に来る前には「絶対に内容難しくて理解できないだろうな」とか「笑うことはないだろうな」と思ってたがそんな心配は不要だった。


志の輔が話すと話の風景、情景がしっかり浮かぶ。

だから古典落語であろうが難しそうな話も非常に分かりやすい。



志の輔が言ってたが、落語家は聞き手に対して情報だけを伝え、あとは聞き手自身が情景を思い描く。

その協同作業があって後、笑いが完成するのだそうだ。


確かにそうだ、日常の会話の中でも情報が正しく伝えられないと誤解が生まれ、聞き手が話し手と意図違う解釈をした場合、原因は話し手の情報不足。


ベトナムにいなきゃ見ることはなかったであろう落語。


マジで落語面白い。

俺からのアドバイスとしては初心者であれば絶対大御所レベルを見たほうがいい。

オーラと声の質が前座の無名な人とは違う。


落語って恐らく言葉一つ間違えただけで話が繋がらなくなる。

それだけに記憶力含め落語家は頭は相当良いと思う。


最近人前でしっかり話せる(プレゼンテーションできる)人間になりたいと思ってて、プレゼンテーションが上手くなる本とか読めば上手くなるだろう程度に思ってたけどそんな甘いもんじゃないというのが分かった。


そういう人になりたければ、事前のトレーニングは勿論だが、物事の構成を頭の中で考えられる力が最も重要そうだから。