沖田光男さんの痴漢えん罪を巡る長き裁判 | 福岡若手弁護士のblog

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福岡県弁護士会HP委員会所属の弁護士4名によるBLOG
(ただしうち1名が圧倒的に多いですが、だんだん若手じゃなくなってるし)

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http://www.news-pj.net/npj/2007/okita-20071103.html

時系列を遡ればなんと平成11年9月2日、

痴漢の現行犯逮捕され21日の勾留後に

不起訴処分を受けたで始まり、今日でも

なお続いている痴漢えん罪事件です電車

検察庁が不起訴処分の記録を保管期間

内であるにもかかわらず破棄していたり、

被害部位が不自然だったり、当該女性が

前後に電話していた者が聞いていた内容と

女性の証言内容が食い違っていることを

無視しながら、犯行があったと認定する

地裁高裁の判決が出ていました。

これに対し2008/11/7最高裁判タ1288号

53頁では、女性に対する上告受理のみが

なされ、高裁への破棄差戻となりました。

本来、証拠の採否は事実審の裁判所の

裁量に委ねられるものですが、電話を

していた男性の証人尋問を行わぬまま

事実認定をしたことには、審理不尽の

結果、結論に影響を及ぼすことが明らかな

法令違反があるとの認定がなされました

http://www.news.janjan.jp/living/0811/0811081027/1.php

破棄差戻の2009/11/26東京高裁では

「電話をしていた者との話の食い違いから

女性の供述の信用性にギモンがあるので

痴漢があったと認めるのは困難である。

ただし女性が故意に虚偽申告をしたと

認めるには証拠が不十分」と女性に

対する賠償請求が棄却されました。

私は福岡に住んでいるので、ここ20年

ラッシュの電車に乗っていないこと

久しいですが、東京の大学に通って

いた頃はそりゃ小田急線+井の頭線の

ラッシュは激すごかったもんだE233系1000番台(京浜東北線)

痴漢えん罪ネットワークという組織が

複数の事件を取り扱って経験豊富な

ようですので紹介しておきます

ろぼっと軽ジK