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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091001dde001040011000c.html
国立マンション最高裁判決(2006/3/30)は、
景観利益を法的利益に昇華させていた。
「良好な景観に近接する地域内に居住し,
その恵沢を日常的に享受している者は,
良好な景観が有する客観的な価値の侵害に
対して密接な利害関係を有するものと
いうべきであり,これらの者が有する良好な
景観の恵沢を享受する景観利益は,
法律上保護に値する」
が同時にその景観利益が開発をストップ
させることができるためには、かなりの
ハードルを課していた。開発とは民主
主義の過程で議論決定される行為で
あるから、司法消極主義に立脚する
ことは一面正しくもある。が、それだと
開発推進派が多数派か否かで大よそ
物事が決まってしまうため、そこに
少数者の人権を守るという司法の
存在意義があるのだ
しかし、映画がヒットしたからなのか、
民主党政権だからなのか、いろんな
ニュースでトップでとりあげられて
いた衝撃的な内容だった。よほど
有明海の方が被害が深刻なのだが
「埋め立てや架橋などは、瀬戸内法等が
保護しようとしている景観を侵害するもので、
政策判断は慎重になされるべきだが、
よりどころとなる調査・検討が不十分、
判断が不合理な場合は裁量権の逸脱に
あたる。本件はそうである」
ここまで言い切られるのだから、開発に
携わっていた人たちの面目は丸つぶれ
だろう。最上部の記事はよく裁判例など
整理されており、いい記者が書いた
ものだと思う
ろぼっと軽ジK