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2008年3月22日 西日本新聞より抜粋
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「厳しい競争は当然と思う半面、当初と話が違うことが腹立たしい」
九州大法科大学院2年の杉浦慎一さん(43)=仮名、福岡市=は苦笑しながら首を振った。
40歳をすぎての転身だった。前職は放送作家。東京で約13年、民放の人気クイズ番組などを手掛けてきた。だが「医者と同じくらい人を救える」弁護士に魅力を感じ、法科大学院を目指した。
司法試験はこれまで、合格率数%の狭き門だった。それを、米国のロースクールをモデルに「社会人にも広く門戸を開放」「修了者の70~80%が司法試験に合格できるよう教育を行う」「2010年には司法試験の合格者数を年間3000人にする」-。政府の法科大学院構想は、こううたった。しかし現実は厳しい。
杉浦さんが1年生のとき、法学部卒など法学既修者対象の2年コース修了者の初の新司法試験があったが、合格率は約48%。杉浦さんのような社会人経験者などを対象とした3年コース修了者が初めて加わった昨年は、法科大学院の真の実力が問われたものの、合格率は前年より低い約40%、うち3年コース修了者は約32%にとどまった。
構想通りに合格率が上がらないことは、法科大学院のスタート時点で予想されていた。少子化に伴う経営難などから、設置を希望する大学が相次ぎ、想定以上の計74校が開校(九州・沖縄は7校)。定員は約5800人に膨らみ、合格者3000人を前提としても「合格率70~80%」には及ばない状況となっていた。また、格差も露呈。昨年、九州では2校が合格率10%に満たなかった。いずれ淘汰される大学が出てもおかしくない。
法科大学院で学べば高い確率で法曹界への道が開ける―。学生たちが描いたそんな将来像は早くも崩れ、そこに追い打ちをかけるように、「年間合格者3000人」計画の見直し論が台頭した。
「仕事を辞めて飛び込んだのに、だまされた気分だ」学生たちからは、不満の声が上がる。
「社会の多様な人材を法曹として養成する」
法科大学院が掲げる理念だ。しかし肝心の社会人入学者数は年々減少。学生たちの中には、法律を学ぶ一方で民間企業の就職活動をしたり、公務員試験を受けたりする人も出始めたという。
合格者数の見直しが現実味を帯びても、「もう後には引けない」と杉浦さん。
「福岡で弁護士を開業し、書道教室を生活の糧に京都で独り暮らしの妻(41)を呼び寄せる」。その思いを支えに、連日12時間以上勉強に励む。
だが、壁は厚い。順調にいけば来年、司法試験初挑戦だが、浪人組も加わることから、全体の合格率は20~30%台まで低下するともいわれる。
大学院修了後「5年以内に3回」との受験制限もある。合格できなければ50歳を前に無職となり、生活費に充てている奨学金750万円が借金として残る。不安をかき消すように、夢の中でも答案を書く自分がいる。
全国に散らばる杉浦さんのような学生たち。
「性急に狭き門にすれば優れた人材は集まらず、法科大学院の理念は失われてしまう。『質の低下を招く』といった見直し論の根拠は、あまりに近視眼的ではないか」。福岡大法科大学院(福岡市)の山下義昭院長は、こう疑問を投げかける。 以上
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創られすぎた法科大学院、実証的
検証がないまま、合格率の数字ばかり
喧伝されていたため、このような
被害者が生まれたのが、最初の
法科大学院である。
実際のところ、社会人経験者には
就職も容易ではあるまい。これは
旧司法試験にも見られる現象だった。
この人の場合、放送作家だった前職を
活かして法曹作家としてメディアに
登場すればいいのに、と思った。
メディアはまだまだ弁護士タレントを
生み出したがっているからである。
医者と同じくらい人を救えるが、今の
ままでは救おうとする自分から沈んで
しまう。小児科産婦人科と同じ構図だ。
ほとんどの人が勝ち組に入れなくても
アメリカではなおたくさんの人がロー
スクールを目指している。その差は
一体どこにあるのだろう。この記事には
学生の覚悟の弱さを感じた。そりゃ
受験中は大変だったし、ろぼがもう一度
受験しろといわれれば、正直もう受験は
したくないと思う。
連日12時間の勉強というが、ろぼは
バイトしながら(仕送り一切なし)、
連日10時間勉強してたぞ。勉強時間
だけ強調してほしくないね。ポイントは
密度なのだから。
後には引けないのなら、今の合格率
(ろぼの頃は3%弱)なら絶対に3年
効率よく勉強すれば合格できるはず。
「騙された」とかこんなこと真顔で言って
いる人には、力強さを感じない。だって
弁護士って詐欺師を相手にしたり、
自分が詐欺師に担がれかけたり
することもある仕事なんだぞ、ホント。
・・・ああ、今日も愚痴ブログになった
ろぼっと軽ジK