先日読者さんより

中古物件購入の際に値引きをしてもらうポイントなどがあれば、是非記事にして頂きたいです(^_^)

と、コメントいただきました。


ありがとうございます♪


値引きについて書いてみますね。



でも、その前に、、、


まず、大前提として、


不動産の価格は所有者(売主さん)さんが決める!


ということ、を知っておいてください。



そもそも不動産には定価なんてありません。


いくらで販売してもOK。


路線価?
近隣相場?
去年隣んちが〇〇万円で売れた?


ん?だから? 


って感じ。


売主さんからしたら知ったこっちゃありません。



たくさんの人に買ってもらう

なんて概念はなくて、

たった1人に買ってもらえればいいんです。



ここが、冷蔵庫や車などの製品と違うところ。

来週入荷します。

なんてことはありえない。


不動産は生産することができない一点ものなのです。



そんな一点ものの不動産を持っている売主さんの心情としては、

ちょっとでも高く売りたい

と思うわけですね。



値引きに応じるも、応じないのも、売主さん次第となります。



とは言え、バカ高い金額で販売してても買手さんは現れません。


ですから、不動産屋さんのアドバイスをもとに、売れるであろう価格を決めて販売の準備をしていきます。



ここまでが売る準備。


準備が整ったところで、ようやくスーモに掲載されて世に出回ります。


・・・
・・・
・・・



そんなスーモで見つけた物件。


このおうち気になるんだけど高いなぁ。

もうチョット安くしてくれないかなぁ・・・


なんて思うわけです。

そりゃ安いに越したことはありませんからね。

わかります。その気持ち。。。




で、気になっているその物件の売主さんは誰?

ここが結構重要になってきます。




売主さんは

不動産業者 or 一般個人

のどちらかになります。



新築の売主さんは不動産業者。

一般個人の方が新築を建てて販売する。なんてことはありませんので、新築の売主さんは不動産業者です。


新築の値引きは、、、

■完成してから3ヵ月ぐらい経ったおうち。
■近隣にたくさん新築が建ってる。

こんな新築は値引きのチャンス!


ただ、建築中は基本的に値引きに応じてくれません。



次に中古物件と土地の場合なのですが、、、

売主さんは不動産業者と一般個人の方が混在しております。


売主さんが不動産業者だったら、値引きに応じるかどうかの推測ができます。

不動産業者ですから、利益を出さないといけないわけです。

ずっと売れ残ってる物件だったら、さっさと安くして売っちゃった方がいい場合もあります。

タイミング次第で、値引きしてくれる可能性がありますね。


で、


売主さんが一般個人の方の場合が難しい。。。


値引きしてくれるかどうかの検討がつかない!


やってみるしかない!


というのが本音。


売主さんは一般個人の方なので、

すぐ売りたいのか?
のんびり構えているのか?


で値引きの対応が変わってきます。


また、売主さんが「早く売りたい」と思ってても、住宅ローンの残債を下回る金額では売ってくれません。


売主さんの売る目的が様々なので予想がつかないんです。



なので、

やってみるしかない!

ってことなんです。



ここで、注意しなければならないのが、


売主さんを怒らせないこと!


過剰な値引きを要求したら売主さんが怒ります!


物件価格の3%ぐらいであれば怒られることはないかな?


それでも過度な値引きを求めてしまい、売主さんに嫌われたらアウト。


こうなってしまったら、

値引きなしでもいいので売ってください。

なんて、後から言っても売ってくれない可能性があります。



あなたに売るのも売らないのも、決めるのは売主さんです。



その金額じゃなければ買わない!
破綻しても構わない!


って強い気持ちであれば
攻めてみてもいいと思います。


でも、


そこに住みたいのならば
過度な値引きはしない方が賢明です。



家電量販店でテレビを買う感覚で、値引きを要求することは避けましょう。




売主さんが一般個人の方は

「儲けよう!」

って考えがありません。
たまにいらっしゃいますけど…(笑)


どちらかと言うと、

「いい人に買ってもらいたい」

と思ってる方がほとんど。





せっかくのご縁ですから、お互い気持ち良く取引できるよう心がけてください!





いただいた質問に対しては、、、

売主さんの状況にもよるけど、


売主さんが怒らないギリギリを攻めてみる。

だいたい販売価格の3%が目安。


と思ってください。




今は買う立場かもしれませんが、

いつかは売主さん側になりますよ〜






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