お客さんがこんなことおっしゃってました。
「注文建築と建売で迷ってます」
ということでしたので、
検討段階における注文建築と建売の
「建物の良し悪し」ではなく、
「住宅に係る金銭面」
「購入時に係る金銭面」
の違いをお伝えします。
今回は、立地や建物のクオリティ、
住んでからの満足感は一切考慮しません。
あくまでも、
「購入時に係る金銭面」
だけです。
それではいきます。
まず、新築一戸建は3パターンに分かれます。
1.建売
2.建築条件付き売地
3.注文建築(土地を買って建てる)
の3パターンです。
結果をお伝えすると、
「1.建売」が
費用が明確で資金計画が組みやすいため、
予期せぬ出費が少ないので安心感があります。
何度も言いますが、
あくまでも
購入時に係る金銭面に
絞ってです。
1.建売
価格が明確なので、
思わぬ出費がほとんどありません。
例えば、3480万円の建売にした場合、、、
諸費用は大体10%の350万円ぐらい見ておけばおつりがきます。
そのおつりで
エアコンを買ったりカーテンレールを
付けたりしてもいいです。
要は、不明確な部分が少ないので、
検討段階での資金計画が組みやすいのです。
それでは、
「1.建売」を基準にして、
「2.建築条件付き売地」
「3.注文建築」とでは、
どんな費用(思わぬ出費)がかかるのか?
を見ていきます。
2. 建築条件付き売地
【1.建売より余計にかかる費用】
■収入印紙(土地契約時・建物契約時の2回分)
■設備・仕様のグレードアップ等のオプション費用
建築条件付き売地はセミオーダーになりますので、買主さんの希望が少し反映されます。
例えば、
「クロス(壁紙)が選べる」
「間取りの変更ができる」
「キッチンやお風呂などの設備関係の色が選べる」
などです。
これらの変更であれば、
追加費用がほとんどかからないので、
「1.建売」とさほど変わりません。
追加でかかる費用としては、
「家を大きくする」
「窓を増やす」
「いいクロスを指定する」
「キッチンやお風呂などの設備をグレードアップする」
などです。
「せっかくだから」
「一生に一度の大きなお買い物だから」
みたいな悪魔のささやきによって、
どんどんグレードアップしてしまいがちなのが実情です。
この悪魔のささやきに打ち勝てば、
「1.建売」と変わらないのです。
あと、銀行の融資が
「1.建売」と同じ
1回で済むのもうれしいですね。
3.注文建築(土地を買って建てる)
【1.建売より余計にかかる費用】
■収入印紙(土地契約時・建物契約時の2回分)
■登記費用(土地引渡時・建物引渡時の2回分)
■設備・仕様のグレードアップ等のオプション費用
■住宅ローン利息(土地融資から建物完成まで)
■見えない費用(地盤改良費など)
不明確な部分があり、
悪魔のささやきに打ち勝ってても、
見えない費用(思わぬ出費)が
出てくる可能性があります。
私たちも、ある程度の費用、
水道管の入れ替え
土地の高低差
など、事前に調べてわかることは
想定してお客さんにお伝えしますが、
やってみないとわからないところも多々あります。
代表的なものは、、、
「地盤改良が必要となった場合の地盤改良費」
「既存住宅の解体費用(アスベストがある場合)」
「解体時における埋蔵物の撤去費用(浄化槽や大きな石など)」
などがあげられます。
これらの思わぬ出費は
土地を買ってから判明します。
ということは、
土地の融資を受けて、
買主さんの名義になってから行いますので、
思わぬ出費が出ても後戻りができません。
「地盤改良の費用が高すぎたからやっぱ辞めます」は通じないので、もう突き進むしかありません。
注文建築を検討している方は、
総額いくらなのか?
知りたいところではありますが、
検討段階(資金計画の段階)では
どうしても不明確となってしまいます。
これらの費用が
掛かるかもしれないという
心持ちでいてください。
また、住宅ローンに関しても、
「1.建売」
「2. 建築条件付き売地」よりも、
銀行に払う利息がかかります。
(例、土地2000万円・建物2000万円)
1回目の融資
⇒土地購入(2000万円)
2回目の融資
⇒建物着工金(600万円/建物金額の30%)
3回目の融資
⇒建物上棟金(600万円/建物金額の30%)
4回目の融資
⇒建物完成時(800万円)
と、4回に分けて払うのが一般的です。
(ハウスメーカーによっては2回目3回目は不要のところもあります)
土地購入から建物が完成するまで、
一般的に3~6カ月かかります。
この間に受けた融資額と日数に
応じた利息が発生します。
注文建築は
費用が読めない部分が
ありますのでご注意ください。
今回は建売と注文建築の
購入時に係る費用面のみをお伝えしました。
注文建築は建売にはない魅力があります。
注文建築の話を進めていって、
後から
「この費用がかかります。」とか
「地盤改良が出てしまいました。」と
言われてもアタフタせずに
楽しくおうちを建てて、
笑顔で新生活をスタート
していただければと思います。
少しでも皆さんのお役に立てればうれしいです。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。

