日本の発酵トレンドを世界へ発信！

東京にて。

世界をリードする化粧品メーカーの

「Natural Day」という社員向けイベントで、

『発酵』をテーマに講演させて頂きました。

これは、美容業界でのナチュラル製品のトレンドを理解するのが目的で、
今市場での最先端な製品やサービス、
ナチュラル製品を好む消費者がどういった人なのか？を
理解する為の研修でした。

私の講義のテーマは「発酵がもたらすインナービューティーへの効果」。
色々な国籍の研究員の皆様がいらっしゃるので、同時通訳付きです。
この様子は、全世界の社員に配信されるそうです。
社内で共有、素晴らしいですね。

インナービューティー、日本が誇る糀や発酵の素晴らしさ、
今後の発酵トレンド等をレクチャー。
「良い商品を産み出したい！」という研究員の皆様から、様々なご質問が出て、とても盛り上がりましたよ。

一番盛り上がったのは、
「アスペルギルス・オリゼー」が日本の『国菌』である話。
東洋の中でも、日本の発酵が他国と違うのは、
コウジ菌を「飼っている」ことです！

いろんな種類のコウジ菌の株を胞子ごとに分けていて、
「こんな性能のあるやつが欲しい！」と言ったら、
もやしや(種麹屋)が売る！驚きの商売が室町時代から始まっていました。
明治以降は、麹の製造、販売を「麹衆」と言う人達が独占していて、
麹は売るけど種麹は売らなくなってたとか…。

↑（右が米糀。左が麦麹。
現在でも種糀のことを業界では「もやし」と呼びます。）

東洋の他国は、自然に起こる発酵に任せているところが多くて、
日本は一種類の菌だけを、選択的に使用して麹にしている。
これ、日本人の几帳面な性格、
特徴をすごく象徴するものだと思いませんか？

最後は、研究員の皆様と記念撮影。

講義の後には試食コーナーを設け、

神戸にある、糀専門店『コージーカフェ』の

糀のコンフィチュールと

自然の甘みを活かした、甘糀ポップコーンを

皆様に試食して頂きました。

そうそう、『発酵』に関わる資格は色々ありますが、
私は、発酵ジュニアマエストロと
糀エヴァンジェリストと2つの資格を持っています。

発酵ジュニアマエストロにちいてはこちら→発酵未来研究所

今回は、日本糀協会の教科書を参考資料として使用させて頂きました。
日本糀協会についてはこちら→ 日本糀協会Facebookページ   

その日本糀協会のイベントが、8月9月と開催されます。
皆様も糀を極めて、糀のプロを目指しませんか？
以下詳細です。

8月23日（火）

10時～12時20分 塩糀・醤油糀基礎講座

12時半～15時  甘糀基礎講座

9月13日（火）

10時～12時20分 塩糀・醤油糀基礎講座

12時半～15時 甘糀基礎講座

講座代金】

＊甘糀 5000円 税込

        （テキスト・生糀・午前ランチ、午後デザートセット込）

＊塩糀・醤油糀 5000円 税込

        （テキスト・生糀・午前ランチ、午後デザートセット込）

【場所】

神戸市東灘区岡本1-14-6 104

発酵ラボ神戸・岡本コージーカフェ

阪急岡本駅 徒歩1分

JR摂津本山駅 徒歩5分

【お持ちいただくもの】

筆記用具とお持ち帰り用の生糀を入れる清潔なジップロックをお持ちください。

【お申し込み・お問い合わせ】

brownpaninfo@yahoo.co.jp

「糀講座の申し込み または 問い合わせ」の題名でお名前、ご連絡先をお知らせください。

詳細→　日本糀協会＊講師ブログ