陸より海が広い星、地球で、四方を海に囲まれた国
ニッポンを守る掃海艇!と誰が言ったか知らないが、
岸に繋がれた全長50メートルほどの自衛艦に乗った
私の第一印象は「揺れるなぁ」だった…
波の動きで、ふんわかふんわか上下する木造船。
外洋じゃもっとひどい揺れだろうし、そんな中で
海中の爆弾(機雷)を探し処理しなきゃなんない。
あれはイエローサブマリンじゃないの?(写真/船尾甲板)
他の見学者と一緒に艦橋室に入らせてもらい、驚いた。
前を向いて舵を操る人、スピードを上げ下げする人、
周囲をよーく注意して監視する人など、担当は別々で
みんなのチームワークが良くないと艇は動かせない。
後ろに何も写ってないモニターがあって、そこには
イエローサブマリン君から送られて来る現場の映像が出ると言う。
仕事の手順はこうだ。
危険海域に着くと、まず探知機を下し機雷の位置を確認する。
次にイエローサブマリン君が出動。つながれた
光ファイバーによる遠隔操作で、海中を進み、
機雷に近づき無力化する。
ビデオカメラや高精度探知機も積んだ無人のマシン。
問題は…イエローサブマリンが処理できなかった時。
写真に見える旭日旗、その後ろに黒いゴムボートあるでしょ?
あれに乗ってね、人間がやるんです。