Bonjour
その辞任の14時間前に
内閣の大臣達は既に任命されており、
任務にもまだついていない閣僚達が
わずか一夜あけ数時間後の、
たったの14時間で、
フランスの退任手当
(indemnité de départ )制度があるがために、
Leur traitement (3ヶ月分の給料相当額)
を支給する規定に基づき、
支給される可能性があるということにショック。
この法律は1958年から…
一人当たり3ヶ月分、約30,000€(約500万円)
副大臣含め約25名
総額にして、600〜800ミル€(1億円〜)
税金が一夜にし、投げ捨てられてしまう可能性⁈
レコルヌは、受け取らないと表明し、
14時間大臣達にも、その意向を促したのですが
実際、どうなるんでしょうね。
フランス国民は、もちろん政府に対し不信感!
不平等と当然の怒りが高まります。
だって、例え一日働いただけで3ヶ月分給料
でますか?
使用期間とかあるくらい厳しい我々の社会に対して到底ありえませんよ!
政府は国民には電気など節約を求めていて、
電気代、税をじわじわとあげてくるし、
社会保障費など上げてくる!
生産性向上のためていう名目では、
バカンス前は祝日を一部削除、
公共サービスの縮小など打ち出し、
政府は自分達は、古い手厚い特権、
制度を維持し数時間で高額報酬が発生?
あまりにも、不公平な制度では?
政治エリートの特権、
税金の不透明な使途、
そもそも、大統領が総理大臣を任命。
また政府がまとまっていない今、
大統領には年々益々不信任を抱いている国民が
大多数の中、この混乱のフランスで
辞任表明はもっと早くできなかったものか
と思うのと、
大統領もレコルヌ首相の辞任を
もっと早く察知できなかったものだろうか?
外国人である私ですらそう思えてしまいます。
しかし、もう統治不能な気が…
今は第五共和制ですけど、
第六共和制へなっていくのでは?
何かが変わるべき時期に来ているようにも
肌で感じています。
ま、私には関係なし!と
毎日普通に暮らしてはいるんですが、
ところで、その今崩壊ぎみな第五共和制!
これは1958年、
シャルル・ド・ゴール将軍が創設した
現在の体制であり、
強い大統領制 が特徴です。
それが今第五共和制とし続いているということ。
大統領が首相を任命
国防・外交を直接指揮
議会に対して強い主導権を持つ
この第五共和制の
大統領の権限に反対を示してしていたのが、
私の義理母の叔父、
第四共和制の末の首相を務めた
ピエール・マンデスフランスです。
なぜ、彼はド・ゴール大統領の統制に
反発していたか、
また彼はどのように当時のフランスを
政治をどう考えていたか?
今の第五共和制の崩壊とも言える中で、
第四共和制の末、首相となり約8ヶ月で辞任となった理由や彼の生き様などを私は学びました。
興味がすごく湧いてしまって調べたり
家族から聞いたり話です。
第四共和制の末期、政党が乱立し、連立が崩壊を繰り返す政治的混迷の時代、ピエール・マンデスフランスはそんな時代に!
誠実で責任ある政治を取り戻そうとした!
そんな人物です!
そんな彼がなぜ失脚に?
私の学んだ記憶として書き留め
次回、義理母の家系でもある
夫の母方おじいちゃんの兄妹、
ピエール・マンデスフランス
彼の事について少し触れたいです。
今彼が生きていたらどういうかなぁ〜
Bonne journée
