先週の透析状況。
5/6(月)除水量 3200(300残したので真の増加量は3500)
(前週3900 ▼400) 制限値の70%
・穿刺こてつくん
・ドライは100kg
5/8(水)除水量2400(300乗せたので真の増加量は2100)
(前週2300 ▼200) 制限値の70%
・穿刺うっちー
・ドライは100kg
5/10(金)除水量2300(ドライまで)
(前週2400 ▼100) 制限値の77%
・穿刺こてつくん
・ドライは100kg
月曜日のお残しが常態化してきたが、このおかげで火曜日に休むことがなくなってきた。やはり除水量は少ない方が体に負担が掛からないようだ。
体重60kgくらいの女性で4kg増やしてきたなんて話を耳にするけど、さすがに7%は除水できないだろうなー、と思っていたら残していた。
そりゃそうだろ。中2日でさえ5%が上限なんだから。
最近少しずつ汗をかく機会が増えているので除水量も減り始めたが、これを機に、さぼっていた運動を再開することにした。
(その結果、翌週の月曜日、筋肉痛で湿布だらけになってしまったのは秘密さ)
まあ、どちらにしても年度初めのバタバタも収まり、宇宙船でいえば大気圏を抜けて周回軌道に到達できたようで、日々の生活に落ち着きと穏やかさが戻ってきたのは良いことである。
ちなみに先週のウィークデーは一所懸命にそれぞれの立場で仕事や家業に専念したので、特に面白いことはなし。
その分、週末はしっかりと休みを取り、家のことをした。
先週末に耕して植え付けた庭の植物は、一度雨が降ったことによってしっかりと根付いてくれたらしく、ピンと立ってきた。
今年はケチケチせずにスペースをたっぷりとって植えたので、苗にしても育ちやすい環境になったと思われる。
で、まずはシシトウと、金魚草。
シシトウは放っておいてもボコボコ生ってくれるので、俺が帰宅した時、まだ空に残照がある間に手際よく収穫する。
ピーク時にも1日で10個くらいしか取れないが、それが下手をすると二か月近くも続くので重宝している。
続いてキュウリと、コンパニオンプランツのマリーゴールド。
キュウリも調子のいい時は1日に5、6本とれるので、1品増しとして、味噌をつけて食べたりしているが、それが二か月近くも続くと、最後の方は飽きてくる。
まあ、そうしたらスライスしてサラダにしてしまえばいいのだが。
それからトマト。
大玉は雨で割れやすく、鳥につつかれて落ちてしまうことが多いので、中玉からプチトマトばかりをやっている。
これも庭で収穫できると弁当の一品になるので重宝するとは嫁ちゃんの弁。
以下は昨年の苗。
セロリ。こんなに大きくなってしまったが、誰も食べないので伸び放題。しかもこれが2株もあるのに、今年はアゲハの成虫が来ない。お前らの産卵場所として残しているんだから、早く産みつけにくればいいのに。
もっとすごいのがパセリ。
最初は10cmくらいの苗だったのに、今じゃ40cmを超える立派な株に成長した。
俺「なあ、お前、これ食べないの? 俺はカリウム摂れないから無理だけど」
嫁ちゃん「食わん」
俺「何だからもったいないなー」
嫁ちゃん「アゲハの幼虫に食わせたれ」
俺「今年は来ないんだよなー」
ちなみにこれも2株ある。
プランターにはシソの苗。
嫁ちゃん「去年のこぼれ種から目が出てきおったんで、救出して植え直した」
俺「お、いいねー。シソの葉は天ぷらにすると美味いんだよな」
嫁ちゃん「そう思って、救出した連中を裏の庭にもたくさん地植えにしといたで」
俺「現時点で何株くらいあるの?」
嫁ちゃん「30株はくだらんな」
俺「それは……多すぎる気が……」
まだ↓こんなに小さいけど、これが50cmを超えるんだから楽しみ。
昨年、丸刈りにして越冬させたランタナも、新芽がぼこぼこ生えてきて、すっかり今年の株になった。
上の写真の木の枝に見える部分が去年の株の遺骸。それ以外の緑の葉と茎は全部今年の新しいもの。こうやって世代交代をするんだなーと思うと感無量。
目に見えない部分の根っこがそれぞれの家の「先祖一同」で、枝に見える部分が俺や嫁ちゃんなどの親世代、瑞々しく柔らかい新芽が娘(19)やちび(8)世代で、それらは全部地面の下でつながっている……そんなことをイメージできる写真だ。
俺「ところで、この花は? ジニアとペチュニア」
嫁ちゃん「あんたが好きや言うてたから買ってきた」
俺「でも、まだ植えないんだ」
嫁ちゃん「場所を考え中や。多分、パンジーを肥やして、球根を上げたチューリップのプランターにすると思う」
俺「あー、なるほどね」
緑が増え、花も増えて、がぜん庭が楽しくなってきた連休明けの休日。
お昼ご飯の前には、恒例の上履き洗い。
漬け置きは嫁ちゃんがしてくれて、ごしごしはちび(8)の担当。
俺「すっかり自立の第一歩を踏み出せたな」
嫁ちゃん「当たり前や。これからの男は『たおぱんぱ』じゃ困る。自分で何でもできる男でないとあかんで」
俺「たおぱんぱですまん」
嫁ちゃん「あんたはええんや。うちが世話するんやから。だが、ちび(8)は違うで。これからは仕事だけできてもだめや。生活力のある男がモテるんや」
俺「すみません」
で、その流れで、夕食はちび(8)が作ることに。
嫁ちゃん「この味の素の冷凍餃子は神やで! ちび(8)でもできる! もちろん、たおぱんぱでもな!」
俺「ぐさ……」
嫁ちゃん「しかも美味い! 値段も安い! 外の中華料理屋なんざ誰が行くか!」
俺「……」
ちび(8)「それじゃ、まま、やりかた、おしえてね」
嫁ちゃん「まずはフライパンを準備し、冷凍餃子を並べる」
俺「油は引かないのか?」
嫁ちゃん「たおぱんぱは黙っとれ」
俺「……」
ちび(8)「まるく、ならべちゃおー」
嫁ちゃん「そしたら、フタを閉める」
俺「水は差さないの?」
嫁ちゃん「たおぱんぱは黙っとれや」
俺「……」
嫁ちゃん「これで終わりや。IHをONにして、強火で5分じゃ」
ちび(8)「ぴ、ぽー、ぱ。すいっちおん!」
嫁ちゃん「過熱が始まるので、あとはほっといて焼き上がりを待つ」
ちび(8)「かんたんだねー! ならべてIHをつけるだけなんだ!」
嫁ちゃん「せや。手間はこれだけや。これで1個40円。しかも美味い」
俺「すごいなー。ところでこれはどこで買ったんだ?」
嫁ちゃん「コストコ」
俺「やっぱり……」
嫁ちゃん「コストコ仕様になっとるもんで、あそこ以外では手に入らん。業スーで同じものは売っとらん」
俺「ふーん」
しばらくすると油が出てきて、餃子の周囲に焦げ茶色の羽が生成された。
俺「へえ。自動でここまでできるんだ」
嫁ちゃん「だから神いうたろ。相当工夫して開発されてるで、この餃子。しかも通常流通品と違って、コストコ仕様はパッケージが黒や」
俺「ほんとだ。通常流通品は白だね。だが、コストコ仕様は黒だ」
俺「これで1個40円だったら餃子屋に行かないなー」
嫁ちゃん「せやろ? あえていうなら32個じゃ少ない。60個パッケージがほしい」
俺「そうだな。4人で1回3個ずつ食べたら、32個入りだと2回半しか食べられない」
嫁ちゃん「ご先祖様の分も入れろや」
俺「あ、すみません。一回で13個だから……やっぱり2回半」
嫁ちゃん「コストコらしく大容量パッケージにしてくれんかなー」
俺「ますます普通の客が逃げるな」
嫁ちゃん「普通の客なんざどうでもええ。ああいう連中は再販店に行きゃええ」
俺「だな。大量買いが倉庫店の醍醐味だもんな」
などと言いながら、ちび(8)の焼いてくれた餃子をおいしくいただいた。
夜はいつものようにドライブ。
深夜営業のドラッグストアでアイスを買って帰ってくる。
俺「あれ? 何だこれ。星形のピノがある」
嫁ちゃん「おおー! 珍しい! あんたラッキーやで!」
娘(19)「ほんとだー! ラッキーだ!」
娘(19)「確率はなんと5%未満!」
俺「だから何だ」
嫁ちゃん「運がええちゅうことや」
俺「いや……アイスの形なんかクソどうでもいいわ」
とか言いながらも、一応、星形は最後まで残しておいた。
日曜日はボランティアセンターでお仕事。
帰宅して。
嫁ちゃん「おいあんた、あれ、取ってくれ」
俺「あれ?」
嫁ちゃん「そこに生えとるやろ。頭が見えるやろ」
ドクダミの草原の中に、10cmほど頭を出しているやつがいる。
俺「おお! お前か!」
嫁ちゃん「引っこ抜くと根っこまで抜けてまうで」
嫁ちゃん「根っこが抜けると来年生えてこんから、注意してねじ切ってくれや」
俺「お、おう」
そして収穫したのは以下。
俺「長いな!」
嫁ちゃん「生サラダに入れるから、よこせ」
写真を撮ったあと、嫁ちゃんの手によってサラダの具材にされてしまった。
最近、またクラークを読み直している。
きっかけは何だったか。
あ、そうだ。
ディックをパラパラと拾い読みしているうちに、ああいう非科学的な妄想SFではなく科学的裏打ちがなされたSFに漬かりたくなったんだっけ。
で、『メデューサとの出会い』を読み直したのがきっかけだ。
ネットで検索したら新装丁ばかり出てきたが、俺が持っているのは全て旧装丁。
短編集『太陽からの風』の最後の話として載っていて、人跡未踏の木星の大気圏内を水素気球で探索する物語。
クラークと、ラファティと、ディックと、ラブクラフトと、ポオと、ダンセイニと、ブラッドベリは、時々読み返したくなるため、同じ本が何冊も本棚に入っている。
(そういえばキングだけは最近読んでない)
俺の人生の中では定期的に活字に飢えるサイクルが襲ってきて、そこでクソみたいな日本語しか書けないアホの文章を目にするとストレスが最大になってしまう。
そういう時こそ上述の小説を読んで、アホの文章を忘れる必要がある。
昔のエントリにも以下のような文章を書いた。
(以下引用)
「あんたが誰と結婚しようが、お母さんはとやかく言わないよ。でも一つだけ。お願いだから、本棚のある家で育った男の人にしなさい」
本棚のない家で育った人間には、いろいろと問題がある。
これについては詳しく書くと気分が悪くなるので書きたくないが、とにかく本を読むという行為は(それがたとえ漫画であっても)、人間にとって重要な何かを与えてくれることなのだ。
以下のエントリにも、そのコメント欄にも書かれているが、本を読まない(あるいは読めない)バカとつきあうと地獄であることがわかる。
性欲や食欲ばかりに振り回されて生きているケダモノと、本を読むことを趣味とする人間との間には、越えられない谷があるのだ。
(以下引用)
「親が本を読まない」「だから子も読まない」「絵本の思い出がない」でした。絵本〜児童書〜少年少女物〜文庫の読書体験がない。すると中学高校教科書が読めなくなる。
というわけで、もっと本を読みなさい。ちび(8)よ。
パパも毎日読んでいるぞ。