いわゆるワクワクすること。
でも本当にワクワクしているだけでいいって思ってますか？
結論から言うと、答えはノーです。
マインドと行動はいつもセットです。
すんごい今更なことですけど…
直感は「なんとなくそう思う」ことです。
ふっと浮かんでくることとかですね。
私は視覚が強いタイプなので頭の中に映像が見えることもあります。
例えば私、もとは信金勤めのＯＬでした。
でもね、ＯＬしていたある日、突然降りて来たんです。
「司会者になろう」
これは私の人生の中でも非常に強い直感のひとつでした。
もう突然、司会者なんて考えたこともなかったけど、突然ズドーンと脳に突き刺さりました。
でね、その時感じた感覚。
あ、もうこれはうまくいくに決まっている、という確信めいたものがありました。
わかるんです、先に。
向いてるに決まってるし、そこへ行けば自分が活躍できることが先にわかる。
もう、そうなるとわかっている感覚。
話すことは昔から好きだったけど、大勢の前で話した経験も別になかった。
けど、どう考えても適職だと、いやその時は天職だと思った。
だから脳内で視覚イメージもとても鮮明にできるし、嫌な感じが全くよぎらないんです。
あ、もうこりゃ行くしかないなっていう感じで、早く早く～♡って感じです。
そう、ずんごくワクワクしました。
実際に私はアナウンススクールに入って半年以内にテキストが終わらないうちにプロデビューしました。
仕事はとんとん拍子で進み、まだデビュー前だったけどオーディション受かったり、テレビＣＭのお仕事なんか来たりしました（エキストラみたいなやつですけど）。
チャンスの波はどんどん私に来たし、めちゃめちゃスムーズに乗ることができました。
すべてがうまくいきました。
楽しいばかりでしんどさは感じなかったけど、いつも夢中で練習していました。
人の１０倍は練習をしていたと思います。
来る日も来る日も一人で録音しながら原稿を読み続けたの。
どう読めばいいアナウンスになるかを研究していましたし、レッスンには気合い満点で通いました。
初めての披露宴の時はマジで１００回くらい原稿を練習しました。
本番はもちろん、うまくいきます＾＾
先輩や先生の本番にも毎週ついて行って見学して見て盗む勉強をしてました。
打ち合わせからお開きまでだから５時間くらいたちっぱなしだし、もちろんお金ももらえません。
多分これらは努力なんだけど、充実していて楽しかったです。
水を得た魚とはあのことだったと思う。
私向いてない職場で７年も何やってたんだろうと思った。
転職して１年経たずに見事花開くことになったのです。
でもね、すぐにやめてしまったんです、司会者のお仕事。
なぜかというとね、人前で話したい一心だったけど、やはり主役じゃないので面白くなかった。
それは最初からわかっていたことだけど、実際やってみると面白くなさ過ぎたの。
実際にやってみたからわかったんです。
金融の仕事よりははるかに楽しかったけどね。
あとね、大きかったことは、稼げないということ。
司会業はベテランでないと稼げません。
いくら楽しくてもこれじゃあ趣味だ、って思ったとき、やめようと思いました。
回数を重ねるごとにイヤになってきて、事務所から電話がかかってくると取りたくなくなりました。
私は稼げる仕事を求めていたとわかった瞬間でもありました。
これも、直感のひとつです。
違和感という方の、核の声です。
「なんか違うー！」っていう。
で、こちらでは潔くやめるという行動をとりました。
レッスン費用も回収できてないし、アイツあんだけ張り切ってたのにすぐやめたって周囲に思われるかもしれなかったけど。
ここではとても多くのことを学びました。
私は人前に出ると魂がエキサイトすること。
喋りには天性のものが備わっていること。
自分が主役でないとだめなこと。
いくら楽しくても稼げないとだめということ。
そしてやはり事務的なことは壊滅的に向いていなかったのだということ。
拘束時間が長いことやスケジュールを誰かに（この場合事務所）抑えられるのが嫌だということ。
生きる道はこちらなのだということ。
それから土日祝は思ってたより夫と過ごしたいんだということも！
何事も自分で経験してみることと、頭で考えていることは違う。
身をもってしっかり体得した経験は、自分の血肉となるものです。
なんで嫌なのかにしても、ただ言い訳を付けて「だって嫌だ～」と逃げるのと、自分にとって何が嫌なのか正確に分かることは別だということ。
…というわけで紆余曲折を経て今念願だった仕事をできるようになりました。
自分が主役で人前で話してエキサイトしてしっかり稼ぐ、というやり方です。
私は遠回りですね(笑)
でも、これでいいんです。
たくさんのことを学んでいますし、楽しかったからです。
とてもいい経験でしたし、司会者だった自分を誇りに思っています。
言いたいことは、行動とマインドはいつもセットだということです。
別に「努力しろ！」と言いたいわけでは全然ありません。
苦しく頑張ったら何事も絶対続かないので。
でも自分の核が本当に大好きなことをするときは苦しさを感じないものです。
何かの参考になれば＾＾
３月２１日名古屋I
林紘子さん主催
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