こんばんは!
Salon de Favori(サロン・ド・ファヴォリ)パーソナルカラーアナリスト・パーソナルスタイリストのMikaです☆
今日は、日本の色のお話です。
「四十八茶百鼠」ってご存知ですか?
読み方は、
「しじゅうはっちゃひゃくねず」。
江戸時代の流行色です。
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江戸時代後期、町人たちは生活が豊かになり、高価でも鮮やかな色に染めた着物を着たいと思うようになりました。
しかし幕府は、国民の贅沢を許しませんでした。
着物の色や柄・素材を制限するようになったんです。
色については、茶色・鼠色・藍色など、地味な色に限定されてしまいました。。。
そこで町人たちは考えました。
同じ茶色でも、
染め方でいろんな茶色が出せる。
その微妙な色合いを楽しもうと。
制約されている中だからこそ、
微妙な色同士を組み合わせたり、
個性を出してみたりしてたんでしょうね。
先代の人たちのセンスの良さは、同じ日本人として誇りに思います。
![{C40C38EC-7C74-4827-8724-B2B85BE37374:01}](https://stat.ameba.jp/user_images/20150404/10/favori15/78/c7/j/o0357025013265860168.jpg?caw=800)
ちなみに、四十八や百というのは、
実際にそれだけの数の茶色や鼠色があった訳ではなく、
大きな数字で「たくさん」という意味を表しています。
でも、名前が付いている色だけでなく、
染めてみて初めて出せた色もあったでしょうし、数え切れないほどの藍色や茶色・鼠色があったのではないでしょうか。
江戸時代といえば、
個人的には落語を連想します。。
お気に入りの演目は、「紺屋高尾」。
「紺屋(こうや)」は当時の染物屋さんのこと。
色名が入っているところもお気に入りですが、
内容もステキで心がほっこりしますよ^ ^
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