アラガン社製のテクスチャードインプラントは、表面がざらざらしたタイプのインプラントで、ラウンドタイプとアナトミカル(しずく型)タイプが存在していました。
非常に低い確率ではありますが、BIA-ALCLというリンパ腫を引き起こす可能性があります。
数十万人に一人程度の確率と言われていますが、
いずれにしても、美容目的で手術をした後にがんが発生してはいけないため、
韓国とアメリカでは、この事実が明らかになった後、使用禁止となったインプラントです。
特徴的に、ざらざらしたインプラント表面の性質によって、インプラントと周囲の被膜(カプセル)が強固に結合しており、
そのため、触り心地はあまり良くありません(スムースタイプのインプラントと比べて)。
被膜拘縮が起こる可能性は、より低かったと言われていますが、
個人的には触った感じが硬く、あまり良くないため、拘縮が起きていなくても、すでに少し拘縮が起きているような触り心地だと思います。
過去にアラガン社製テクスチャードインプラントを使用した場合、被膜を100%除去する必要があるのか?
これも医学的には、必ずしもそうではありません。
アラガン社製のテクスチャードタイプのインプラントであっても、被膜を100%除去する必要はない、というのが現在の研究結果です。
しかし、患者さんとしては、いずれにしてもすっきりせず不安なため、
100%除去することを希望されます。
ただし、これをマーケティング目的で、「アラガン社製テクスチャードインプラントの場合は、被膜を100%除去しなければならない」というように利用するのは、扇動的な行為だと私は考えています。
いずれにしても私は、このような点について十分にカウンセリングを行い、
私の知識や意見と、患者さんの考えをすり合わせた上で、
それでも内視鏡で全部除去してほしいと希望される場合には、すべて除去しています。
もちろん、その場合は手術時間も長くなり、手術もより大変になり、
費用も高くなります。
