乳房手術の形成外科専門書から抜粋した写真です。

 

 

 

 

一番下の赤い組織が大胸筋で、
その上にある非常に薄い膜が筋膜で、
その上にある黄色い組織が乳腺組織です。

筋肉の前を覆っている薄い筋膜の厚さは、0.2mm以下です(0.2mmもかなり余裕を持って見積もった厚さです)。

筋膜は筋肉を覆っている半透明の膜のような形をしており、刃物が透けて見えるほど非常に薄くて脆いため、簡単に裂けてしまいます。

筋膜下で手術をするということは、この薄い筋膜をそのまま維持しながら、その下にある筋肉だけを正確に剥離するということですが、実際には筋膜下で手術をしても、果たしてこの筋膜がすべて維持されるかどうかは分かりません。

ところどころ部分的に穴が開いたり、裂けたりするでしょう。

筋膜が裂けて穴が開いた部分の上では、乳腺組織が露出することになります。

乳腺下法と筋膜下法の唯一の違いは、この筋膜がもう一層覆っているかどうかということでしたが、それさえも筋膜が完全にすべて覆っているという保証がなくなり(非常に薄く、剥離の際に裂けやすいため)、さらにその覆っている厚さもこの程度に薄いということを見ると、筋膜下で手術をすることが、果たしてインプラントにどれほどの補強効果を与えられるのか、強く疑問を感じます。