「胸の筋肉を鍛えるとバストが寄ってハリが出る」と言われることがありますが、これは事実ではありません。
女性のバスト(乳房)の形やハリは、乳腺組織のボリュームや分布、クーパー靭帯の弾力、そして皮膚の伸び具合によって決まります。
筋力トレーニングによって胸の筋肉(大胸筋)が発達しても、大きくなるのは筋肉層だけです。
場合によっては周囲の脂肪が燃焼し、かえってバストが小さく見えてしまうこともあります。
また、解剖学的に見ても、大胸筋の形は私たちが「バスト(乳房)」と認識している部分とはまったく異なります。
そのため、バストのハリや谷間の形、下垂の改善には直接的な影響を与えることはありません。
むしろ大胸筋が発達すると、鍛えられた男性の胸板のような印象に近づくだけです。
(大胸筋の構造や分布は、男女とも基本的に同じです。)
つまり、女性らしいバスト(乳房)の美しさを作るという点では、大胸筋を過度に鍛えても効果は期待できません。
過度な胸の筋トレは、かえってバストを男性的な印象に近づけ、女性らしいシルエットを損なう可能性があります。

