読書といえば、本を買って読むものと思い込んでいたけれど、ここ最近は2週間に一度、図書館で本を借りることが習慣になっています。
これまでに読んだ本を、備忘録として挙げてみると、、、
○坂の上の雲
日露戦争を描いた大作。日本騎兵の父 秋山好古とその弟 秋山真之の物語。
好古は騎兵隊の現場トップとして、真之は海軍で指揮を執る東郷平八郎の右腕として活躍。綿密な戦略でバルチック艦隊を撃破するんですね。「天気晴朗なれども波高し」は有名です。
日本軍の合理的な戦略とロシアの腐敗政治により日本が勝利を収める様子が描かれます。
読むのに4か月かかりました。。
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○半沢直樹シリーズ
ドラマで大ヒット。半沢直樹シリーズはドラマ後に読みました。ドラマはあえて観ずに。
読んでいて「そこまでする?」ってところもありますが、組織の実態としてありそう。
とにかく負けない、やられたらやり返す半沢の戦いにスカッとします。
すべてハッピーエンドで終わらないところ、組織としての決着がリアルですね。
○空飛ぶタイヤ
読む前は飛行機関係の話かと思ってましたが、全然違いました。
貨物自動車運送を営む中小企業の保有するトラックのタイヤが脱輪し、死亡事故を起こすというもの。
加害者である会社社長が自動車メーカーを相手に戦うというものです。
某自動車メーカーが実際に起こしたリコール隠しがモデルになっているようです。(読むとそんな感じです)ドラマ化されてますが、民放ではなくWOWOWです。
これ、泣きました。
○下町ロケット・下町ロケット2 ガウディ計画
池井戸作品で最初に読んだのがこの下町ロケットです。
中小企業でありながら巨大企業 帝国重工に勝負を挑み、自社製品をモットーとする帝国重工に自社のバルブ技術を売り込みます。この勝負には当然社内の反発もあり。「夢を追いかける」という決断を佃社長はするのですが、結果が負けだったらどうなったのだろう。社員は納得できるんだろうか。家族は。。そんな風に考えさせられます。
2では、新たな敵が登場します。帝国重工も相変わらず登場します。こちらも独特なんだろうなという医療機器の開発をめぐる戦い。佃社長というより、バルブ制作に携わる若手2人(名前忘れた)に感動します。
これも泣きました。
○博士の愛した数式
博士は記憶ができません。
数時間たつとすべて忘れてしまうので、いろんなところにメモがあります。
そんな博士のために訪れた家政婦さんとその息子ルートくんとの心温まる物語です。
読んでいくうちに、この時間がずっと続けばいいのになと思います。
最後の最後まで変わらない、博士たち3人の関係、距離感、記憶。
でも、なんとなく博士の距離感が縮まったような気がしました。