雑誌でこの作家の作品が注目作品で紹介されていたのですが、せっかくなら2005年江戸川乱歩賞を受賞した「天使のナイフ」を読みたいなと。

ということで、市立図書館から借りてきました。


主人公の妻は、14歳の少年グループに殺されてしまい、少年ということで裁かれることも、少年のことを知ることすらできないという状況。主人公は小さな娘を育て、平穏な日々がまた始まるか。。。というときに、少年グループの一人が何者かに殺されて、というところで物語が始まります。


この少年犯罪のみならず、別の過去の事件が絡んできて、最後にすべてが明らかにされる展開です。

人間だれも過ちがあり、被害者にも加害者にもなりうるのですね。



天使のナイフ (講談社文庫)/薬丸 岳

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