the Lion and the Unicorn | マザーグースのうたに魅せられて

マザーグースのうたに魅せられて

英国伝承童謡(Nursery Rhymes)はマザーグース(Mother Goose)
という名で知られています。

このマザーグースで、すっかり魅了された私、ふぁざぁぐうすが、
つたない知識と英語力でマザーグースについて紹介していきます。

獅子と一角獣。
玉座をかけて争った。
獅子が一角獣を打ち砕き
戦火は町中に広がった

町の者は白パンを献上
ある物は黒パンを献上
プラムケーキを献上する者をあらわれて
お引取り願った。

The Lion and the Unicorn were fighting for the crown,
The Lion beat the Unicorn all around the town.
Some gave them white bread, and some gave them brown,
Some gave them plum-cake, and sent them out of town.


the Real Mother Goose

これも超有名。
ライオンとユニコーンといえば、イギリスの国章ですね。

イギリス国章

イングランドを象徴するライオンと
スコットランドを少々するユニコーン。

そのため、このライムもイギリス統合までの対立の詩
とも、統合後のスコットランドの反乱の詩とも言われています。

しかしながら、イギリス王室の紋章はイギリスは3匹のライオン。
スコットランド王室の紋章はライオン・オン・タイバン。
「起立型ライオン」で、上の紋章の真ん中にある楯の
上にの段左右に配してあるのがそれです。
(左下のハープはアイルランドの国章)

ユニコーンは力が強いため、紋章を守るのに適した生き物と
されるために、ライオンと同様にデザインされたものらしいので、
このライムもイングランド-スコットランド闘争とはあまり関係ない。
・・・じゃないかなぁと私は思っています。

この国章にはライオンに王冠、ユニコーンは鎖で繋がれています。
ユニコーンは凶暴な性格のため、鎖でつないでおく必要があるからとか。
イングランド=国王 スコットランド=奴隷 のような意味は一切ありません。

ユニコーンが冠をかぶっていないのは、角が邪魔でかぶれないからでは?


そういえば、鏡の国のアリスにも、この2頭は出演していますね。