人が生まれてきたのは「経験値を上げるため」 | 夜の神様 昼の神様

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一番気になっているテーマをブログのタイトルにしました。
夜の神様、昼の神様について少しずつ掘り下げて考えていきたいと思っています。

前回、「かみさまは小学5年生」という本を紹介しました。

今回から何回かに分けて、その本を読んで私が理解できたことやインスパイアされたことを書こうと思います。

 
まず最初に、霊界という言葉は出てきません。
代わりに使われているのが、「空の上の世界」という言葉です。
 
「空の上の世界」と私たちが住んでいる「地上世界」の認識について感じたことですが、地上生活はとても貴重だということです。
 
原理では、人間は肉体と霊人体でできており、核となるのは霊人体の生心で、それを平たく言うと魂とういことになると思いますが、それがどこから来るのかという点は明確ではありません。
ですので普通は、人間が生まれると同時に魂も生まれるものと信じている場合が多いと思います。
 
ところが、魂は人間が生まれるよりも先にあり、どの母親のお腹に入るかを自ら選んで赤ん坊に宿ると言います。
 
最近、生まれる前の赤ん坊の時の記憶や生まれる以前の記憶を持った子どもの研究をした動画を見て知ったのですが、そういう現象を「胎内記憶」と呼んでおり、その考えと同じものだと思います。
 
魂が人間が生まれる以前から存在することになると、霊界と地上世界の関係はある意味で逆転します。
 
つまり、死んだら霊界に行くという考え方から、地上世界を体験するために魂が肉体を求めて地上世界に降りて来る、という今までとは180度逆の見方が生じます。
 
と同時に、地上生活は霊界での生活のための訓練場という一方通行の意識が、魂が地上生活を体験するために霊界から降りて来て肉体を纏うという双方向の意識へと変わります。
 
私が最近考えていたことの一つに、「なぜ人間には肉体を持った地上生活が必要なのか?」という疑問がありました。
なぜならば、肉体の五感と同じような霊的な五感を持った霊人体が存在するとしたら、子女繁殖以外に地上生活をする理由がないように思っていたからです。
 
魂が地上生活を体験するために、地上世界に降りて来るというのは、実に驚きの発想です。
 
そしてその理由ですが、魂が地上世界に降りて来る理由を一言で言うと、「経験値を上げるため」だそうです。
 
私はこの「経験値を上げるため」という言葉に妙に納得しました。
最近、自分の人生について、なるべくしてなったように感じていたからです。
 
では、経験値を上げるとどうなるのかというと、最終的には神様になるのだそうです。
これは、原理で言う個性完成に通じる考えです。
 
「魂が地上生活を経験したがっている!」
 
どうやらこれが魂たちが肉体を持った人間として生まれてくる理由のようです。
それほど、地上での生活、そしてそこで得られる経験の数々は魂にとって貴重なもののようです。
 
ただし、実際には地上生活での経験は、人間にとって楽しいことや良いことばかりではありません。
むしろ、辛いことや苦しいこと、悲しいことの方が多いといっても過言ではありません。
 
「そういう苦難を経験することにも意味があるのか?」という難問に対しても、この本からは希望的な回答が与えられています。
 
次回は、そのことについて書いて行きたいと思います。