昨年春あたりから中古車価格の高騰が続いていますよね。
え？
中古車の価値が上がっているから中古車を買った方が良いの？
いえ。
そうではありません。
なぜなら、
中古車価格高騰は供給不足によるものであり、中古車の質が良くなったからではありません。
私は少々ですが車関係の仕事を最前線でしてきました。
この記事では、
今の時代に車を買うなら中古車？新車？という内容について書いていきます。
この記事を読む事で、
後悔しない車選びの一助になれば幸いです。
結論です。
今の時代に車を買うなら新車がお勧めです。
昨今の新型コロナウィルス感染拡大の影響や慢性的な半導体不足、加えて不安定な海外情勢等の複合的な要因により、新車の製造に必要な部品の入荷や物流に遅延が生じ続けています。
その為、各自動車メーカーの生産稼働率は軒並み低くなっています。
つまり、買った車がお手元に届くまで長い日数がかかるという事です。
諸事情により早急に車が要る方々は、すぐ乗れるようになる中古車を買う選択肢を選ぶ事もあります。
そういった理由などにより中古車の需要が高まりつつ、新車の納期の長さに比例して今まで乗っていた車が中古車市場に出てくるのも遅くなり供給が減少。
結果として中古車価格の高騰につながっている訳ですが、別に中古車の質が良くなって価格が上がっている訳ではありません。
ちなみに、どんな中古車が売れているのか？
私見ですが、外装・内装・機能の状態が良い中古車が売れています。
言い方が良くないですが、ボロボロの車ではダメなのか？
それはリセールを考えれば選択しづらいですね。
ボロボロの車では手放す時に低い価格でしか買い取ってもらえないです。
それは、そのボロボロの車を高い価格で買う人が居てないから。
例えば総額５０万円で中古車を購入したとして、１年後に手放すと０円にしかならない可能性が高い。
じゃあ、状態の良い中古車はどうか？
ボロボロの中古車と比較すれば、高い価格で買ってくれる人が居てます。
例えば総額３００万円で中古車を購入したとして、１年後に手放すと２５０万円で売れる可能性がある。
どちらの例も５０万円の消費です。
同じ５０万円を消費するなら、どちらを選びますか？
更に、状態の良い中古車を購入しようと考える人が多いと需要が上がり、供給が何らかの要因で上がらなければ、１年後に手放すと２５０万円どころか３００万円になっていたり超えていたりする可能性もありますね。
中古車価格高騰がいつまで続くか？
これ次第ですかね。
新車の供給が需要に追い付くまでは暫くかかりそうです。まずここが重要だと考えられます。
で、今買うのでしたら
価格だけが高くなった中古車より、価格の変わっていない新車の方が良いかと。
リセールも、選ぶ車種やグレードによっては高くなりますし。
ただ、早く買わないと今後はまず間違いなく
標準装備の充実に伴い価格設定は上がっていくでしょう。
そもそも円安が続けば輸入部品の価格が下がることはないでしょうから、価格設定は上がっていくでしょう。
あと単純に、日本だけ物価が安い状態を維持できるでしょうか？
結論です。
中古車価格が高騰している今が、車売却で得する好機です。
それは、
今乗っている愛車を高く買い取ってもらい、新車が値上がりする前に買う。
今の時代なら最良の選択かと存じます。
「いや、円安はすぐ円高になるし、半導体不足もすぐ解消され、各メーカーは電気自動車の開発は保留にして既存の車両増産に注力するはずだ。価格も上がらない。」と思う方は、購入を待ってみるのも良いのではないでしょうか。
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