自分の夢を叶えるために、故郷を離れて20年

必死に頑張ってきた。

彼女は、そう語ってくれました。


でも、気が付けば40歳を手前にして、女としての幸せって何なんだろう?


そんな疑問を抱くようになったそうです。


故郷には、年老いた父親と継母が居て、今考えると・・・。

故郷を飛び出した20年前は、継母をどうしても受け入れることが出来ず、一人東京へ出てきたそうです。


38歳の時にした失恋が切っ掛けとなって、地元に戻り結婚して子供を産み育てること、今までしてきた親不孝を埋めることは出来ないけど


それが、せめてもの私に出来る償いだと思っている。

そんな風に話してくれました。


この方の相談依頼は、今、付き合っている人と結婚出来るだろうか?

というモノでした。


鑑定をしてみて、2人の相性はかみ合わないということ

結婚どころかお互いに意見の衝突が多くないですか?

という私の質問に、確かにお互いが引かない面を持っているので

どうしても、喧嘩になることが多いという回答でした。


でも、喧嘩が多くても、この人しかいないように私には思うんです。

私も決して若くはないですし、早く結婚して子供を作りたいんです。

そして、親不孝を重ねてきた両親に孫の顔を見せてあげたいんです。


この言葉に、私はこう思いました。

焦るあまり、この人は本質を見失ってしまったのだと。


子供を作ることは、親の為に作るのですか?

厳しい言い方を敢えてさせて頂きますが、あなたは親の為に生きているのですか?


私が全てを言わなくても、あなたは既に気付いていらっしゃいますよね?

何故、今までのように自分らしく生きることを辞めてしまったのですか?


鑑定の結果から申し上げると、現在のお相手とは別離を近い内に決断することになると思います。


目に涙を溢れんほど溜めて、彼女は結果に耳を傾けていました。

そして、先生・・・私は結婚出来ないんですか?

蚊の鳴くような小さな声で、そう尋ねてきました。


その質問に、私は近々ではありませんが結婚が出来ないとは言って居ませんよ。


そう答えると、彼女は真っ赤な目で、私を見据えました。

結婚をして、幸せになれるとは限りませんが2016年1月22日に

結婚をされるかも知れませんね。


でも、これには条件があります。

あなたが今までのように自分らしく生きる事、そして結婚出来るように努力をすることが出来た時、先程の日付に結果が出るでしょう。


どんな事にも、結果の出る日というのは決まっています。

ただ、運命に翻弄されても、それなりの形には収まります。

ですが、そこで運命に逆らうのではなく、ちょっとだけ努力をしてみたら、出る結果は同じでも、感じる感覚は努力した分だけ違った物になる。


それが、世に言う『運命は変えられる』という事なのです。

宿命も運命も変えることは出来ません。


でも、人間は努力することでその受ける感覚は違った物になる。

本来、無駄な努力というのはありません。

もし、無駄だと感じたなら、それはあなたが間違った努力をしていたということなのです。


コンサルを終えた時、彼女は何か吹っ切れたような気がしますと言ってくれました。


私のコンサルは、多分かなりの辛口だと自分でも思います。

でも、内側に抱える闇を抉り、そこを光の知識で照らすことが出来るのが

ジョーティシャだと、私は思っています。


間違った方向に進もうとする者を、時に力ずくで正しき道に引き戻す

不動明王のような存在でありたい、それが私の望みでもあるのです。



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