占い屋とは
ある程度以上のお客が喜ぶことを結果として伝えて
報酬を戴くサービス業を行う者。
複数のジャンルの違う占術を組み合わせて、辻褄を合わせ結果として伝える。
それ故に話術の才能も必要になる。
よくあるのが、命占術と卜占術を組み合わせているパターン。
タロットと西洋占星術とかは、結構多い。
同じ命占術同士を組み合わせるのも、私個人は好きではない。
ただ、もっと好ましくないのは、卜占というジャンルと命占というジャンルを組み合わせること。
そもそもがロジックの違うモノ同士、ターゲットとなる観点や概念が違っている物を組み合わせても、同じ答えを得る事は出来ない。
要は、信憑性に欠けるということになる。
もし、卜占と命占で同じ答え、または似たような結果を提示されたら･･･
それは、明らかに施術者が帳尻を合わせていることになる。
つまり、その時の状況が強く表れる卜占と比較的短期から長期の幅広い範囲をカバー出来る命占では観点からして違うことになる。
タロットなどの卜占は、その時の心を投影する占術である。
心とは、高い場所から低い場所へ絶えず流れる水の如く、何時までも同じ形を維持は出来ない性質の物。
命占はというと、生まれた瞬間から死ぬ瞬間までに起きる物事のタイミングを見極める為に用いる物である。
卜占で出る結果と命占で出る結果が一致する瞬間は有っても、その一致した状態がある程度の時間や期間、ずっと同じであることはロジックからして有り得ないのである。
複数のジャンルを組み合わせた占いが当たらないというのは･･･
『一致した状態がある程度の時間や期間、ずっと同じである』ことが有り得ないことだからなのです。
じゃあ、何故沢山のジャンルを取り扱っているのか？
それは、レストランのメニューと原理は同じです。
沢山の商品を並べることで、お客の心理にあれも良いけど、これも良いという迷いを誘発する為です。
決して、本質や真実を伝える為ではないからです。
所詮は占いですから、こちらで満足出来ないようでしたら、こんな占いもありますよ。
というように、結果に満足出来ない人や悩みが解決しない人の心に入り込み、ジプシーと呼ばれる占い依存者にしてしまう。
２ちゃんねる等を見ていて、たまに目にするのですが、どこそこの占い会社の◯〇先生という占い師さんを知りませんか？
これは、本人が気付いていないだけの占い依存者と言えます。
あなた自身が苦しんでいる時に、厳しいことを言って気付く切っ掛けを与えてくれる人を見つける。
その時は認めたくなくても、それが本質や真実であれば後に必ず感謝出来る時がやってきます。
やさしい言葉で癒すことが占術ではありません。
占術とは、寧ろ厳しい言葉であなたに気付きを与える切っ掛けとなるモノなのだと、私は思います。
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