あっという間の30年

 

 

 

今日はここ数日色々あった

携帯電話会社とのトラブルについて

書こうと思っていたんだけど・・・

 

 

 

午後になって

私のアメリカに来てからの

一番の親友からテキストメッセージが来て、

彼女のご主人が

もう余命数日から

どんなにもっても1週間くらいと知らされて、

病み上がりのライアンを連れて

病院に会いに行ってきた。

 

ご主人のCは、

私がまだ独身の頃からの知り合いで、

実はライアンよりも

Cと知り合った方が早かったのね。

 

昔日本で伝道したCは

私たちよりも10歳くらい年上なんだけど、

会った当時はまだ独身で、

教会の日本語ワードに通っていたの。

 

日本語が話せるし

面倒見が良かったので、

沢山の留学生にライドをくれたりしてて、

私も時々アパートから教会まで

Cに乗せて行ってもらったりした事がある。

 

その後私はライアンと出会って

付き合う事になったんだけど、

教会の独身の男女のグループ活動で、

一緒にウォーターパークに行ったり、

キャンプに行ったりした。

 

その後、私とライアンが結婚して、

翌年、

Cも日本から来たMさんという女性と

結婚したの。

 

Mさんは私よりも8歳年上なんだけど、

私と同じ

竹をレーザービームで切ったような

スパッとした性格で、

私たちはとても気が合った。

 

そしてうちの長女が生まれ、

数年後にMさんにも長女が生まれ、

数ヶ月後にうちの次女が生まれ、

Mさんに次女が生まれ、

1年後にうちに三女が生まれた。

 

家族でも付き合いがあったけど、

特に向こうの長女とうちの次女、

向こうの次女とうちの三女は

本当に良く一緒に遊んでて、

ママ友として

一緒に子供を育てて来た親友。

 

そしてご主人のCは

うちのライアンと仲が良くて、

ライアンのす〜っごく数少ない友達の1人なのね。

 

 

 

 

Cは若い頃から糖尿病があって

健康的にはあまり良い状態じゃなかったんだけど、

今年の2月になって

よくわからない感染症になって

入院したの。

 

感染源がわからず、

強い抗生剤で少し持ち直して、

長期のリハビリセンターに入所したと聞いたので、

一度ライアンとお見舞いに行ったんだよね。

 

その後また感染がひどくなって

再度入院したと聞き、

それからまた別のリハビリセンターへ

入所したと聞いていたの。

 

それで、

ライアンとまたお見舞いに行きたかったんだけど、

そしたら3月の初めから

ライアンが体調を壊してしまったでしょうぼけー

 

それが少し回復したかと思ったら、

また今回の救急搬送からのICU入院になって、

Cに会いに行けずにいたのね。

 

 

 

でも最初にお見舞いに行った時から、

あまり状態が良くなさそうで、

とても嫌な予感はしてたんだよね。

 

 

 

そしたら今日

Mさんから連絡があって・・・

 

もう感染が広がりすぎて

手がつけられなくなってしまったと。

 

 

 

今は抗生剤の投与もストップされて、

痛みの緩和だけの投薬で、

もっても1週間。

 

多分後数日の命だと言われたそう・・・

 

 

 

 

昔から恰幅の良かったCは、

体重が1/4くらいになってしまっていて、

モルヒネなどの強い痛み止めのせいで

ほとんど朦朧としていて

会話もできなかった。

 

病室にはMさんと長女ちゃんと、

他の州で大学へ行ってる次女ちゃんが

戻って来ていた。

 

実はほんの数週間前に、

Cはお母さんを亡くしたばかり。

 

その時もおばあちゃんのお葬式のために

次女ちゃんは戻って来たばかりだったんだよねぇ・・・

 

 

 

 

私ね。

 

変な性格なのか、

こう言う時って

あまりにも悲しんではいけないような

そんな気持ちになってしまうの。

 

どんなに友達として悲しくても、

絶対に一番悲しいのは

一番大変なのは

家族だと思うんだよね。

 

それなのに

そんな家族を差し置いて、

自分が一番悲しんでいるように

取り乱して泣いたりしては

申し訳ないような気持ちになっちゃうの。

 

それに、

さっきも書いたけど、

Mさんと私は性格が似てるので、

Mさんもとても気丈に振る舞っていたし。

 

だから私もあえて淡々と(と言う言い方もおかしいけど)、

Mさんと話をしてた。

 

きっとお見舞いの人も沢山来るだろうし、

最後の数日は

もちろんなるべく家族で過ごしたいだろうから、

あまり長居はせず

ただ、

 

「できる事があったら、

なんでも言って欲しい。」

 

と、それだけを伝えて、

帰ろうとしたんだけど。

 

でも最後に、

ふと口をついてしまった。

 

「30年、あっという間だったね。」

 

って。

 

 

Mさんも、

 

「そうだね。本当に30年。

早かったね・・・」

 

って。

 

 

 

 

 

実際にはCと会って34年。

 

Mさんと会って32年。

 

独身だった私たちは

結婚して、

子供たちが生まれて、

一緒に子育てを頑張って、

夫婦の間の色々な悩みを分かち合って、

本当に戦友のような存在。

 

 

 

多分次に会う時は

お葬式なんだろうなぁと思うと、

流石の私も

珍しく涙が止まらない・・・

 

 

 

 

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