お家から

 

 

ただいま土曜日の夜7時。

 

少し前にやっと病院から

ライアンを連れて戻って来られた。

 

メンタルは大丈夫だけど、

ただ眠いぼけー

 

のに・・・

 

訪問者が帰ってくれない・・・笑い泣き

 

 

お見舞いのタイミングとか

滞在時間って、

本当に大切だよねぇ・・・

 

 

ライアンはまだ回復中なので

横になって休ませてあげたいし、

家族もリラックスしたいので・・・

 

お願い。

帰ってぇえーん

 

 

 

・・・

 

 

 

やっとお家のマックでタイプできるので、

木曜日からの事を

振り返ってみようと思う。

 

ERに居る時にちょっと書いたんだけど、

木曜日、

久しぶりにリエと2人で

動画を撮りに出かけていたら、

ライアンから1回目の電話がかかってきた。

 

ライアン: 「胸が締め付けられる感じがする。

また心臓発作かもしれない。」

 

私: 「じゃ、これから急いで帰るから、

待てなそうだったら自分で911に電話できる?」

 

ライアン: 「うん。そうする。」

 

 

で、急いで車に乗って、

私とリエは家へ向かい始めた。

 

 

そしたらまたすぐにライアンから、

今度はFacetimeがかかってきて、

ベッドに横になったライアンが

はぁはぁと息も絶え絶えになってる様子が見えた。

 

(ベッドの横にラップトップが置いてあるので、

それを使ってFacetimeしてきたらしい)

 

私: 「自分で911した?」

 

ライアン: 「はぁはぁ・・・n o・・・」

 

私: 「わかった。じゃ、こちらから911に電話して、

家に救急車を送ってもらうからね。」

 

で、Facetimeを繋いだまま

助手席の三女に、

 

私: 「リエ、911に電話して。」

 

と言って、

私はご近所の日本人友達Aちゃんに電話したんだけど、

繋がらず。

 

(彼女が日本に行ってる事、すっかり忘れてたのあせる

 

次にご近所のJ(亡くなった元自治会長の奥さん)に

電話したんだけど、やっぱり繋がらず。

 

それで、自宅の目の前のオフィスで仕事してるはずの

リサに電話して、

 

「ライアンがまた発作を起こしたみたいなんだけど、

私とリエは家に帰るまでにちょっと時間がかかるの。」

 

と言ったら、

リサは、

 

「OK!分かったわ!5分以内に行けるから!」

 

と言ってくれたの。

 

 

横でリエは911のdispatch(緊急通報センター)と話中で、

状況の説明や

夫の病歴などを説明してくれてたんだけど、

後ろではFacetimeを通して

ライアンがゼーゼーしてる音が聞こえていて、

dispatchの人が、

 

「後ろに聞こえてるのはご主人の声ですか?」

 

って聞いてきたの。

 

 

そしたらしばらくして

ライアンの声がピタッと止まって、

姿も画面から消えたのね。

 

それで私はdispatchの人に、

 

「えっと・・・主人の声が消えたので、

近所の人が家に行ってくれて、

なんとかドアの鍵を開けるために

自分で移動したのか・・・

あるいは意識が無くなったのか・・・

ちょっとわからないんですけど。」

 

言ったんだけど、

しばらくしたらdispatchの人が、

 

「あ、ご近所の人が家に着いたようで、

向こうからも911コールが入りましたので、

こちらの電話は一旦切って、

向こうとやりとりをしますね。」

 

って事になったの。

 

 

私たちが家まで後1分くらいの場所に着いた時、

救急車と一緒に家に来てた

救急医療スタッフから私のスマホに電話がかかってきて、

 

「ご主人を乗せて、これから〇〇病院のERに向かいます。

それで・・・」

 

って何か説明しようとしたんだけど、

その時に私たちは家に到着。

 

家の周りにはなんと、

救急車、大きな消防車、

そして警察車両が6台だか7台だか

ド派手なライトをチカチカ回して

大パレードよびっくり

 

アメリカは救急車を呼ぶと、

なぜだか漏れなく消防車や

警察車両が付いて来るんだけど、

それにしても多くないかい?

 

その間をすり抜けて

家のドライブウェイに車を入れると、

ちょうどストレッチャーに乗せられた

ライアンが搬送されるところだった。

 

1人の救急隊がこちらに来たので

車の窓を開けると、

 

「さっき電話で話してた者です。

これからERに行きますけど、

救急車に同乗されますか?

それともご自分の車で行かれますか?」

 

と言われたので、

 

「あ、自分で運転して行きます。」

 

と言って、

今度は警察の人が、

 

「ペットの犬は下にいます。

上の階の猫は家の中にいるのを確認しました。

他にペットはいませんか?

フロントドアの鍵はまだ閉まっていません。」

 

とテキパキ説明してくれた。

 

 

リサは彼女の義理の息子さんと一緒に来てくれたそうで、

 

「私に電話してくれてありがとう!

お手伝いができて本当に嬉しいわ!」

 

って言ってくれた。

 

すごいでしょう?

 

「手伝わせてくれてありがとう!」

 

なんて、

どれだけ人間ができてるの?

って思うよねぇ。

 

私は2人に沢山お礼を言って、

リエに、

 

「ERは長丁場になるけど、一緒に来る?家で待ってる?」

 

と聞くと、

 

「一緒に行く!」

 

と言うので、

 

「じゃ、フロントドアと家の鍵を全部確認してね。」

 

と言って、

彼女が準備をしてる間私は、

「いつもの」ERバッグに

歯ブラシや歯磨き粉、

スナック、ドリンク、チャージャーなどを詰めてから、

2人でERへ向かった。

 

 

日本の病院みたいに
院内にコンビニとかあると便利なんだけど、
この病院は特にそう言うのが無くて、
確かカフェテリアが開いてる時間も
す〜っごく短かったはず・・・
 
(後で調べたら、カフェテリアは
月曜〜金曜の午前10時から午後1時半までしか
開いてなかったショック
 
 
で、ERに到着して、
 
「主人が救急車で運ばれて来てるんですけど。」
 
とライアンの名前を告げると、
すぐにER内に通してくれた。
 
 
心臓発作でこのERに行ったのは
2021年からもう7回目くらい。
 
(他の事でも行ってるので、
はっきり覚えていないあせる
 
いつものように
とりあえずバイタル、IV(点滴)ライン確保、
血液検査、ニトロ投与、血液をサラサラにする薬と
胸の痛みを抑えるモルヒネをIVから投与。
 
ライアンはショック状態で
体がブルブルすごく震えていて、
通常60前後の心拍数が100を超え、
反対に通常120/70くらいの血圧が
85/50くらいまで下がってしまっていた。
 
典型的な感染症の症状・・・うーん
 
それで心臓発作の処置と併用して
感染症の検査が行われて、
血液からの感染症検査に加えて、
尿検査とコロナなどの検査も行われた。
 
でも、何も出なかったの。
 
ここで心臓専門医(通常から私たちを担当してくれてるドクター)が
上の階から降りてきてくれて、
EKGや心臓エコーを撮ってくれたんだけど、
 
「う〜ん・・・トリポニンレベルは少しだけ上がってるけど、
特に不整脈とか新機能に問題は見られないですよねぇ。」
 
との事。
 
 
去年の8月にも同じ症状でここのERに来てて、
その時にカテーテルで心臓動脈の状態を確認してて、
ステントを入れるほどの詰まりは無いと分かっていたので、
それでエコーで見たんだと思うんだよね。
 
で、その後は何しろ待たされるのよ。
 
本当に待たされて、待たされて・・・
 
 
待ちくたびれたリエは
私のバッグに入ってたポストイットを使って・・・
 
 
見える?↓
 

 

見える?↓

 

 

見える?↓

 

 

これ↓

 

 
を作った爆  笑
 
 
 
昔はライアンがERに行ったりしたら
子供たちはプチパニックになってたんだけど・・・
 
毎回私が平然としてる(ように見える)のと、
あまりにも頻繁にERに行くので慣れたのかw
 
心配はしながらも、
リラックスする術を身につけた様子チュー
 
 
 
こちらは2017年に
ライアンがパラぐライディングで
150フィート上空から落ちて
ヘリでERに運ばれた時の写真。

 

 
病室のレーテックス手袋で鳩を作って、
写真を撮ってるのはリエ。
 
後ろで変顔をしてるのは長女。
 
 
今回もリエは、
 
「鳩作りたいけど・・・
油性ペンが無い。」
 
と言っていたw
 
 
 
 

その後も上半身のCT、

下半身のCT、

レントゲン、

さらなる血液検査が続き・・・

 

 

 
でも原因がわからず・・・
 
 
 
それでも心拍は高く
血圧は私の人生の志と同じくらい低く、
定期的に心臓の締め付けが起き、
ガタガタ震えが止まらなくなると言う症状が治らず・・・
 
ライアンは、
 
「今回はいつもよりも調子が悪い。
I may not make it.
(ダメかもしれない・・・)」
 
と弱気な事を言い出した。
 
 
この日はちょうど
次女夫婦とレディが
プエルトリコから戻って来る日だったので、
 
「レディが帰って来るんだから、
頑張りなさいよ!」
 
と励ましたんだけどね。
 
 
 
結局原因はわからずとも、
何かしらの感染は起こしてるんだろう・・・
と言うことで、
点滴からの強い抗生剤投与が続き、
夜の11時ごろ
やっと上の階のICUへ移動。

 

 
まだまだ抗生剤投与は続き
(小さい2つが抗生剤で、大きいのは多分電解質輸液)・・・

 

 
私は12時過ぎに一旦家に帰って
翌朝戻って来る事にした。
 
「奥さんの連絡先をホワイトボードに書いていってください。」
 
と言われたので、

 

 
名前と電話番号の上に
「彼の小さくて可愛い奥さん」
と自称して置いた爆  笑
 
 
で・・・
 
翌日の朝に
一番来て欲しくない訪問者がやってきて・・・
 
ブラックフェイが登場する事となるんだけど、
明日のブログへ続く・・・

 

 

 

 

 

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