日曜日のER

☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

使えなかった土曜日のER↓

 

 

翌日日曜日、

ライアンはもちろん教会へ行けるような状態じゃなくて、

私はどうしようか迷ったんだけど

聖餐会の1時間だけ教会へ行って、

聖餐会後ライアンと一緒に教会の責任をしてる人たちに、

 

「・・・と言うわけで、夫は今日来られないので

よろしくお願いします。」

 

と挨拶。

 

 

夜になってもライアンの出血は止まず、

だんだんおしっこが出にくくなって来た凝視

 

 

でさ、具合が悪いなら

もっと早い時間にERに行ってくれればいいのに、

なんかいつも夜まで待つのよイラッ

 

「だって、子供たちが夕食食べに来るでしょ。」

 

とか言って!

 

 

↑こう言う事言うから、

私にはイマイチ彼の「緊急性」がわからないの。

 

 

 

で、夜の9時過ぎてから、

 

「やっぱり全然血以外の尿が出ない。

膀胱はパンパンなのに。

このまま明日の朝まで過ごせる気がしないから、

今度は前もって電話して

ちゃんと何かそしてくれるERを探してから行く。」

 

と、あちこちのERに電話を始めた。

 

(今回珍しく自分で電話してくれたけどね。)

 

 

 

アメリカの場合、

近くの病院にERがあるからって

そこへ行けるかどうかは入ってる保険次第なの。

 

 

うちの入ってる保険は割と良い保険なんだけど、

それでも保険がカバーしてくれて、

ライアンの望む「ちゃんとした処置」をしてくれそうなERは、

ソルトレークシティの方まで行かないと無さそうだった。

 

 

で、それからいつものERバッグを持って

ライアンを連れて

ソフトレークのSt. Mark's病院へ。

 

 

ちなみにここは

うちの長女が生まれた病院ニコニコ

 

この辺りは場所的にちょっと危ないからか、

入り口にはしっかりと

警備員と警察官が24時間体制で配置されているようだった。

 

(うちの近くの病院のセキュリティは甘くて、

野良猫でも入れちゃうくらいにやり

 

 

 

金曜日のクリニック、

土曜日のERに続いて、

3日目の病院ぼけー

 

 

ここの看護師さん①はとっても微妙ちゃんで、

最初に今までの経緯とか

今摂ってる処方箋なんかを聞かれるんだけど、

 

「PlavixとRepathaとFolic Acidと

Isosorb Mono ERとRanolazine ERと

時々Eszopiclone。

そして金曜日に処方された

Bactrim DS(抗生剤)を摂っています。」

 

と言っても、

一語ごとに、

 

「Rapa...なんですって?」

 

「Ranol...なんですって?

スペルは?」

 

って全然薬の名前を知らないの。

 

他の病院でこんなに聞き返された事無かったんだけどうーん

 

 

面倒になって

薬局のリフィルリストをスクショしてあったので、

それを、

 

「これです!」

 

って見せたわよぼけー

 

 

 

その間にアシスタント君・・・

 

君って言ったけど、

多分50歳くらいの

長髪&長髭&タトゥーの

いかついバイカーみたいなおじさんウシシ

 

彼が採血などをしてくれた。

 

 

で、いつもの通り、

この後延々と待たされるぼけー

 

 
しばらくすると
アフリカ系アメリカ人の
とっても元気なドクターがやってきたw。
 
「今までに大きな病気とか持病とか、
手術をした事はありますか?」
 
と聞かれて、
しゃーしゃーと、
 
「特に無いです。」
 
と答えたライアンびっくり
 
 
私が焦って、
 
「2017年に脊髄折って手術してます。
その時入れたボルトを2019年に抜きました。」
 
と言うとドクターが、
 
「えぇ!なんで折ったの?」
 
と聞き、
やっと正気に戻ったライアンが、
 
「あ、そうそう。パラグライダーの事故で、
空から落ちて折ったんです。」
 
って言ったら、
ドクターはギクッ滝汗と言う顔をして、
 
「え・・・僕、明日生まれて初めて
パラぐライディングに行く予定なんだけどあせる
 
だってゲラゲラ
 
「でも・・・タンデムだから大丈夫ですよね?」
 
と、すっごく心配そうに聞いて来たw
 
 
「でも、夫も楽しかったようですよ。
・・・地面に落ちるまでの間はニヤリ
 
と答えておいた笑
 
 
 
 
「他には無いですか?」
 
とドクターに聞かれて、
またまたライアンは、
 
「それくらいですね。」
 
とか言うので、
冗談じゃないハッ
と思い、
私が、
 
「いやいや、頭にBasal Cell Carcinoma​​​​​​​(皮膚ガン)ができて
手術で摘出してますし、
多嚢胞性腎臓症も持っています。
これは彼のお父さんからの遺伝です。
それと去年の6月の検査で
腎臓に2mmの結石があると言われました。
2021年から心臓発作で毎年2、3回ERに行ってます。
抗凝血剤を処方されているので
出血が止まらないのはそのせいもあるかもしれません。」
 
と答えると、
ドクターは私とライアンを交互に見て、
 
「奥さんがいてくれて良かったですね(*'-^*)-☆」
 
だってゲラゲラ
 
 
 
 
この後血液検査と検尿の結果を見て、
 
「少しだけ膀胱炎の菌が出てるから、
金曜日に処方された抗生剤を
新しいのに変えますね。」
 
と言われた。
 
金曜、土曜の検尿では
膀胱炎の細菌は見つからなかったのに
この日になって見つかったのは、
私の推測だと
ここ数日尿が出にくかったので
そのせいで細菌が繁殖したんじゃ無いかと思うのうーん
 
で、新しい抗生剤の1度目は
ERで点滴から入れてもらって、
後は薬局に処方箋を送ってもらって
翌日私がピックアップする事に。
 
この時点で、
 
「ってことで、では翌日泌尿器科にかかってください。」
 
って帰されそうになったんだけど、
ここでまた私がライアンの代わりに
ドクターにお願い。
 
「いえいえ。夫は今日、
『5分おきにトイレに行きたくなるし、
膀胱がパンパンになってる気がするのに
トイレに行っても血と尿がほんの1/3カップくらいしか出ない。
このまま月曜日までは待てない。』
と言ってここへ来たんです。
カテーテルを使って尿を出す事はできませんか?」
 
(ちなみにカテーテルは英語でcatheter = カセターと言う。
ま、thは本当は「セ」じゃ無いけど。)
 
 
そしたらドクターが、
 
「あぁ、できますよ。
ただ今日カテーテルを入れたら
後は泌尿器科のドクターが
そこからスコープを入れて検査をするまで
抜く事ができませんけど大丈夫ですか?
何度も入れたり取ったりするのは
リスクがあるのでね。」
 
とライアンの方を見た。
 
 
ライアンはもう本当におしっこが出なくて辛かったので、
 
「それでいいです!」
 
と、即答。
 
 
ドクターは、
 
「ではカテーテルを使って
溜まってる血栓も出せるかやってみましょう。」
 
と言ってくれた。
 
 
言ってくれたけど、
実際にやるのは看護師さんたちなんだけどさw
 
 
 
 
あぁ、またブログが長くなって来た。
 
いつになったらこの一件が終わるんだ?
 
 
 
 
しばらくするとさっきの微妙ちゃんとは違う
看護師②が、
 
「研修生が一緒に来る事を
許可していただいてありがとうございます。」
 
と、二十歳ソコソコの看護実習生を連れて
入ってきた。
 
 
・・・えっ?
いつ研修生が来るのを許可したんだ?
 
 
とは思ったけどねうーん
 
 
ま、うちの次女も看護実習では
こうやって看護師の後をくっついて歩いて
勉強させてもらったんだし・・・
 
 
 
「あ、奥さんは外に出てても良いですよ。
ここに居ても良いですけど。」
 
と言われたので、
 
「ここにいます。」
 
と私。
 
 
 
実習生だけじゃなくて
私も学びたいんですけど・・・
 
 
 
看護師さんがやるのを実習生が見てるだけかと思ったら、
処置をするのはカテーテル挿入が
今回初めての看護実習生で、
看護師は横で指示をしながら見てるだけ叫び
 
 
 
結果的に実習生の女の子は
何の間違いも無く
きちんと任務を遂行したんだけど、
実験台・・・いや、練習台になったライアンは、
きっと怖かったろうなぁ・・・
 
 
 
その後ちゃんと
滞っていた物を処理していただいて、
カテーテルは入れたまま
採尿バッグを着けて帰宅。
 
 
 
 
そして月曜日へ続く・・・
​​​​​​​

 

 

☆​​​​​​​☆​​​​​​​☆​​​​​​​☆​​​​​​​☆​​​​​​​☆​​​​​​​☆

 

 

 

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