埃まみれのギフト

 

 

前回、

自分の誕生日に

一人だけ汗だくになって

BBQを焼かされた話をしたんだけど、

今回は義父母からの貰い物について。

 

 

義父母からって言っても、

ま、ギフトを用意するのは100%義母だったので、

義母からの貰い物なんだけどね。

 

結婚して1年目のクリスマス、

義母から菫色のネグリジェをもらったの。

 

完全に同じ物じゃ無いけど、

イメージとしては

こんな感じの物。

 

 

なんていうか・・・

70年代にアメリカのおばちゃんが着てたような

だっさいやつね真顔

 

私とライアンは大学生で

学生結婚してたから、

まだまだ若かった私は

このデザインはどーよ?うーん

とも思ったけど、

ま、趣味の問題はさておき、

義母はちゃんとプレゼントをくれたので、

それに関しては感謝してるの。

 

ところがね、

翌年のクリスマスよ。

 

なぜか私はまた

まるっきり同じネグリジェをもらったの。

 

ううん、

色もデザインも全て同じネグリジェの、

なぜか1サイズ大きいやつをもらったのえー?

 

これって・・・

どうなんだろう?

 

最初は、

義母は前のクリスマスに

私に何をくれたのか忘れちゃってて、

同じ物・・・でもサイズ違いのを

くれちゃったのかなって思った。

 

でも徐々にこの家族に慣れるにしたがって、

この人たちは、

 

「あぁ、この子はこれが好きだから、

クリスマスにはこれをあげよう。」

 

と思って買い物をしてない事に気づいたの。

 

多分、

 

「えっと男性陣は、父親、夫、長男、次男の

4人だから(当時)・・・

あぁ、これがセールになってるから

これを4個買いましょう。

女性陣は、母親、フェイ、長女の3人だから、

セールになってるこれを買って置きましょう。」

 

みたいな感じで、

デパートのセールで

適当な物を人数分買って、

クリスマスに振り分けてたのね。

 

だからクリスマスに家族の集まりに行っても、

プレゼントを開ける楽しみは特になくて、

おじいさんがプレゼントを開けて

どーでもいいような財布をもらってたら、

その後お父さんがプレゼントを開けても財布。

ライアンがプレゼントを開けても財布、

義弟がプレゼントを開けても同じ財布。

 

全く嬉しくないし

驚きも楽しみも無い感じだった。

 

でもね、

当時義両親は43、44歳とかで、

きっとそんなにお金も無かったんだと思う。

 

だからまぁ、

それに関しては、

あまり嬉しいプレゼントじゃなくても、

仕方が無いかもしれない。

 

っていうか、

感謝しなくちゃね・・・

とも思う。

 

 

でもね、

ある時のクリスマスに、

その年はそれなりに

みんな同じ物もあれば、

多少は個々にカスタマイズされた

プレゼントが渡されたのね。

 

それなのに、

私が義母からもらったのは・・・

 

古いどーでもいいキャンドルのセット。

 

それもね、

このキャンドルセットって、

義母が誰かからもらって

もう何年も使わず、

ずっとリビングのサイドテーブルの下で、

埃を被りまくってたやつなのイラッ

 

それまで毎月のように

誰々の誕生日だ、

復活祭だ、

独立記念日だ、

クリスマスだって

家族でそこに集まってて、

皆んなずっとそのキャンドルセットが

部屋の隅で埃をかぶってた事を知ってる。

 

それをそのまま平気で

クリスマスプレゼントとして

私にくれるってどうなの?

 

私がそれをギフトバッグから取り出した時、

私もだけど、

周りに居た誰もが、

 

「・・・」

 

ってビミョ〜な顔をした。

 

もらったギフトを

他の誰かに贈ることを

リギフトって言うんだけど、

100歩譲ってそれはいいよ。

 

新しくて綺麗な物で、

自分は使わないけど

〇〇はこれが好きだから

喜ぶだろう・・・とか思うならね。

 

でも、

そんなに何年も置きっぱなしで

古くなって埃かぶってた物。

 

ましてや、

その状態を良く知ってる相手に、

そんなのリギフトするかぁ?

 

 

 

アメリカのクリスマスは派手だから、

お金が無い時に

子供たち全員にプレゼントをあげるのは、

大変なのはわかる。

 

だから、

 

「今年はお金が無いから

皆んなでホワイトエレファントにしましょう!」

 

って言われたら、

私はそれでも全然構わないし、

 

「プレゼントは無しにして、

ただ皆んなで食事を持ち寄って

夕食会をしましょう。」

 

だって

きっと文句は言わなかったと思うの。

 

最初から大したギフトは

もらってないんだし、

その分こっちだって

学生結婚の身分で

義家族へのプレゼントを用意するのは

結構大変だったし。

 

でも、

いつも調子良く、

 

「あなたは私の娘よぉ〜飛び出すハート

 

とか気味悪いくらい

言ってくる癖に、

結局こういうところで

すっごい差をつけられるんだなぁって、

やっぱり嫌な気分になったの。

 

それからも、

なんだかんだと

プレゼントで差をつけられる事があって、

結局義家族は

あくまでも「義」なのよねうーん

 

という気持ちが抜けないのでした

 

・・・とさ

 

 

 

 

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