ローの同期に誘われて、飲み会へ。

飲み会なんて、1年半ぶり。

1年半前の飲み会も、エクスターンシップの打ち上げwなので、私的な飲み会は、もう何年ぶりになるだろう。

しかし、
お酒は嫌いなんだ。マズイから。
飲み会も嫌いだ。面白い俺の面白トークが、周りのうるさい声でかき消されてしまうから。

なので、「僕にとって」、飲み会は時間の無駄としか思えない。



でも、今日ばかりは行って良かった。



Nさんと話せたからだ。



Nさんは、去年、0.6点差で惜しくも不合格になった方。恐らく今年は順調に合格されると思われる。

飲み会終わり後、
Nさんも僕も千葉方面だったので、黄色の電車・総武線で一緒になった。


色々な話をしているうち、僕の勉強の悩みの話になった。


「勉強方法が全然分からないんです。先生方は、基本書を読め、と言いますが、いくら基本書を読んでも書けるようになる気がしません。」
と、僕。

これに対し、Nさんは
「…植田くんは真面目だなぁ。僕はね、基本書なんて一度も通読したことなんてないよ。Wセミナーの逐条テキスト読んで、あとは、論証パターン作りしかしてない。予備校の論証パターンを改良して、さらにコンパクトにする。それを切り貼りしただけだけど、去年は、かなーり意味不明な筋違いの答案になったのに、0.6点差。多分、中小企業診断士の試験のような自由演技の試験と異なり、司法試験は規定演技に重点が置かれてる。どーせ、皆、言わないだけで、論証パターンを暗記してんだよ。植田くんは、答案構成自体は充分チカラがあるんだし、来年までに論証パターン覚えれば、きっと大丈夫。」
と言ってくれた。


そうなのか…
今年一年、やろうと思ってた「予備校的勉強法」に、やっと自信が持てた。

周りの受験生も、合格者ブロガーも論証パターンについて何も言わないが、やっぱり皆論証パターン使ってるんだろう。

そう考えると、全てに合点がいく。


よし、俄然やる気が出てきた。

来年こそ、必ず合格しよう。



ていうか、うちの親父も、学校の先生も、全員ぶん殴ってやりてぇ。

もし、来年、論証パターン暗記で合格したら…

あいつらの「基本書読め」で、俺の人生がメチャクチャに狂わされたという事になる。

マジで腹が立ってきた。
こんな事を書くつもりじゃなかったが。
書いてるうちに本当にハラワタが煮えくり返ってきた。

あいつらの無責任な指導で、俺がどれだけのものを失い、どれだけ苦しんできたか…。
ヒトの人生を何だと思ってやがる。
大事なヒトを失ったし、時間も浪費したし、信用も失った。毎日毎日、不安や劣等感を覚えて過ごした。


もし、あいつらの言が、何の根拠もない無責任なデマだったとしたら…
いつか必ず償わせてやる。俺と同じ分の苦しみを与えてやる。
絶対に許さねぇ。
謝罪されても許さねぇ。
今までたくさん面倒をみてもらったとしても許さねぇ。

返せよ、俺の人生を
俺の幸せを返せよ


現在、論文の再現答案を作成中。

あまりの不出来ぶりに、吐き気がしてくる。

何で、こんなことを書いたのか。

なぜ、あんな大事なことを書かなかったのか。

どうして、ちゃんと問題文を読まなかったのか。




こんなクソみたいな答案しか書けないのなら、あと一年間猛勉強しても無駄なんじゃあないか…?
こんなダメな奴が、世界を変えられるわけがない…。
歴史に名を残せるはずがない…。
大事な人を幸せにもできない。

残りのミソッカスみたいな人生を全うする必要なんてあるのか。


いや…、こんなネガティブになっても仕方ない。
とりあえず、あと一年間だけは司法試験の勉強をするって決めたのだから、何も考えず、黙々と決めたことをやろう。
目の前の辛いことにばかり目を向けて、ただただ悩むだけで時間を浪費してしまったこの1年を繰り返すわけにはいかない。
人事を尽くしてもいない奴が、自分の可能性を否定するなんて、甘えもいいとこだ。
やれることを全て必死にやってからだ、自分の人生に悲観するのは。


今週から、また勉強記録をつけよう。


今度こそ!今度こそ!
生まれ変わるんだ!


短答…司法試験…自己採点結果(辰巳)…

民62
憲29
刑42
合計133

一応…、平均点(辰巳集計)より上…。
何とか足切りは免れたか…?


完全に今年の司法試験については諦めてたので、全く択一の対策をしなかった…。
その為、「択一で駄目だろう」と思っていたが…。


マジでか…。

司法試験って、実は余裕なの?何なの?

僕は誰と戦ってたのか?何と戦ってたのだろうか?
目指すべき基準を見誤って、無駄な勉強をして…高すぎる基準を勝手に設定して、1人で勝手に落ち込んで、諦めて…



諦めずに最後まで勉強頑張っていれば…。

本当に…俺はダメだな…。



あと1年だけ司法試験の勉強をする。
次が最後。
予備校的勉強だけは、まだ試してないので、それをやる…。
それでダメなら、もう他にやるべき事はなさそうなので、おしまい。

今日から頑張ろう。

徹底的に自分をイジメ抜いて鍛え直そう。

今度こそクズの自分と訣別するんだ。