HELLSING | 鉢野在流はライトノベルがお好き!?

鉢野在流はライトノベルがお好き!?

ライトノベルを中心に創作、批評、文章研究などを書いていこうと思ってます。物書きからの目線で物事を見定めるようシンプルに分析できれば、と。

HELLSING 1 (ヤングキングコミックス)/平野 耕太
¥520
Amazon.co.jp
 ――英国と英国国教会を守るための特務機関、HELLSINGに雇われたヴァンパイア、アーカードとその仲間の活躍を描いたヴァンパイアアクション。敵対するヴァチカン、イスカリオテ機関。そしてナチスの亡霊である吸血鬼の軍団「最後の大隊」を相手に破格の戦いを繰り広げるのだが……

 この作品の見所は、濃密なアクションと独特な台詞回し。従来のヴァンパイアとしての能力に作者ならではの厨二心満載の異能を加え、ぼくがかんがえたさいきょうきゃらくたーに仕上がってます。そして、もう一つ特筆すべき箇所は、セリフ。平野節と呼ばれる言い回しは作品世界にマッチし、ぼくがかんがえたさいきょうきゃらくたーをFreaks(化け物ども)に変える、シャレながら滑稽さもある作品へと昇華させているのです。

 お気に入りのシーンは、最後の大隊戦ですね。もうスケールが凄い。ロンドンが火の海。どうやら作者が前に取材でロンドン旅行したさい、もの凄く不愉快な旅になったらしく、八つ当たり気味にロンドンをぶっ壊してやろうと考え、こうなったらしいのです。けど、ナチス好きな作者ですから、不愉快な旅じゃなくてもブリテンは火の海&血の海になっていたでしょうね。

 学ぶべきところは、セリフですかね。もちろん、そのまま使ってしまえば、平野信者乙!となってしまいますので、工夫は入れますが、やっぱりセリフがねぇ、ラノベとかにも合うでしょうから、とっておきの所で、平野節っぽいのをかませれば、ガッチリ決まりそうですよね。売女と書いてベイベロンと読むとか、ビッチと言わないところが、平野節の由縁でしょうね。

 エイメン度 ☆☆☆☆☆

 諸君、私は戦争が好きだ――