からくり屋敷を売ったので、もう遺品整理もありません。

 

 ほぼ箪笥も押し入れも空にし、まとめていたので処理費用も業者さん期待の半分に

なったようでした。

 

 「努力のかいがあったわ」と言うと、「そのぶん着物の洗いに使っただろ」と

突っ込まれました。あれねぇ、結局シミが抜けきれず必要なときには染め替えをする

かなと。幸いもう一枚無地が出てきたのでそれももらいました。

 

 

 木箱入り食器を見積のとき出していなかったからか、さらに8000円差し引いての

請求になりました。

 

 

  ほかには、ご先祖とはいえ出身地から出てきたのは3代前のようですが、出身地の

古地図や藩内の俸禄冊子、紀行などを持ってきていました。達筆でところどころは読め

てもさっぱりわかりません。旦さんは、「そんなもの価値あるかぁ」と言いましたが、

”武士の家計簿”はそんな資料から作られたと聞いたので、何かの役に立つこともある

かもと、神保町の古書買取に持ち込みました。

 値が付いたのは古地図だけでした。

 

 でも、古い書類を見るへぇ~ということも出てくるものです。

 

 義実家のご先祖は、安和に分家したようですが、一応江戸時代ですが後期。にしても、

へぇ~というのが、あの時代元号が変わる期間の短いこと、2,3年で変わることも

あったようです。大正時代が短いイメージがありますが、江戸時代に比べると長いほう

なんだと驚きました。庶民は気にも留めなかったかもしれませんね。で、

 どうも、必殺仕置き人でいうところの「なかむらさん!」って言っていた上司くら

いだったのかなという感じです。

 

 筆まめなご先祖が家について書いてくれていたものを読めないけれど大事にすべし

と持って帰ってきましたが、旦さんは処分したいようです。ばちあたりめ!