今日の朝ドラ

 今週の「虎に翼」はサラッと深いことが描かれていたように思いました。

 ある若いブログ主さんの感想を読んで、昭和時代に戦争を振り返り、反省し

たこと、加害と被害のこと、等々、映画や文学や漫画で発表されていたことが

伝わっていないのではないかと思いました。それって一大事なのではないのか

とも。

 

 まず、

  「民法の改正」で、苗字を男系に限るのか、選択性にするのかの議論でした。

 ドラマ内では、「苗字一つで親の子への愛は冷めるのですか?」と問われ、

 まずは改正をしてそれを国民がどう扱っていくのか見守っていきましょうと結論

 付けられました。

  この”家”の問題は今にも続いています。別姓問題に始まり少子化の問題もそう、

 墓問題もそう、少子化だけでなく、不妊問題も虐待問題も、そんなに血に拘るんだ

 という気持ちにも。そういう私も”墓問題”と”ご本尊問題”は目の上のたんこぶです。

  

  その中で、「穂高教授の寅子への思いやりが裏目に出た話」

 親切で言ったつもりが、はぁ?と小さな親切大きなお世話と寅子の逆鱗にふれるこ

 とになったのですが、穂高教授自身気が付いていない二枚舌の正義。これについて、

 視聴女性自身が気づいていないことがあるのだなぁと思ったりも。

 

  そして、「チョコレートへの複雑な思い」

 寅子の家の子たちへとチョコレートをくれた同僚ホーナーさん、子どもたちは

 おなかを空かせていて喜ぶだろうと思ってもある程度の年齢以上の者はそれまでの

 教育だったり、配偶者を戦争で殺されていてアメリカ人は恨みの対象であるという

 ことで、その気持ちの親友でもある義姉への気兼ねがあったりしていました。

  それに、世間では子どもたちがGIのジープに「ギブミーやギブミーチョコレート

 やぁ」と臆面もなく品位もなく叫ぶ姿に大人たちの複雑な思いもあったでしょう。

 それを昭和時代の映画は日本の屈辱とも逞しさとも描いていましたね。

 

  最後に「花岡の餓死」

 これは、実話なんですよね。

 

 

 忘れては一大事、

 NHKが今、次世代に伝えるべくなことを率先して作品にしてくれていますが、それ

も、国が変節して弾圧などを始める時代がくるとまず改変されるであろう国営放送、

「草の根」で伝えていくことが必要なのだろうと思いますが、伝わってないなぁと

思った今日でした。

 

 

 

 先日のニュースで驚いたのが、

 

 

 

 

 (追加)今は昔、今様の問題をさらっと差し込んだ回でした。脚本家さんの想いが

こもっていたと思うので記録にここへ残したい。 

 

 

 

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