プレバトに便乗して俳句~、今回の兼題は「文房具」

 

 ということで、自作一句~、

 

 薫風や消しカス集めひと休み

 

 

 

 で、出演者の作品~、

 

 河野純基氏

 東風や隣の君と教科書を 

       → 教科書を忘れた君と風薫る 

   King of 凡人と。

 

 

 

 雲丹うにさん

 天王山の黒ずむ袖に薄暑光 

        → 鉛筆に黒ずむ袖や夏休み

                  晩夏光

 

   天王山で受験勉強をイメージするのは難しいと永世名人の指摘やら、天王山は

  説明で映像ではないと先生の指摘がありました、頑張ったことをよくわかる期日

  の選択がされた添削でした。

 

 

 

 

 内藤剛氏(特待生へ)

 虹の下クレヨンの箱踊り出す

   虹、クレヨン、の言葉の選択で”踊り出す”が嫌味になっていないのが良い

  と。内藤氏のいじられ方に「かしこ内藤」と命名されたら面白いかなと。

 

 

 

 ゆりあんレトリィバアさん

 消しゴムが白き水面にボウフラを 

     → 消しカスはボウフラみたい子どもの日

   日本語がおかしいとの指摘でした。消しゴムを水面に浮かんだボウフラに投げ

  たという文になっていると。先生が激怒する最下位と聞いたときになんとなく予

  想できました。笑いに走ろうとする無理な姿勢で最下位お決まりになっているよ

  な気がしました。お笑いの定番でしょうが、東京では、くどく感じて逆効果なん

  じゃないかなぁという気がします。

 

 

 

 山本里菜さん(今回一位)

 迎え梅雨紙端に滲む友の文字 

     → 迎え梅雨借りたノートに滲む文字

   書かずとも友とわかり、”ノート”で具体化すると上級の添削がされました。

 

 

 

 千原ジュニア氏(永世名人 本に掲載決定)

 密やかに鉛筆登るてんとう虫

   ”密やかに”で息を詰めて見ている人の息遣いと登るてんとう虫の息が呼応し

  ていて詩となっていて良いと絶賛でした。

 

 

 

 梅沢冨美男氏(特別永世名人)

 初夏ののインク硝子ペン

    ↓

    ひかり

   俳句は表記も含め表現であるということで、がっかり査定でした、残念。

   ひかりは具体的に映像となるものではないので、インクを立てた方が得という

  ことでした。