いつも行かせてもらっているブログで東野東吾氏の作品について思い出させて
もらったのだけれど、その中の「さまよう刃」を読んだ頃、同時に「心にナイフ
をしのばせて」という似た作品を読んでいたことも思い出しました。
これは実際あった事件の被害者と加害者を追ったルポタージュです。
被害者遺族の苦痛には心痛を感じ、加害者の暴言には眉を顰めますが、
どちら側にも立てないと思いました。しかし、道徳の授業で「いじめ」が引き起こす
重大事項として考えて欲しい教材に採用してもらいたい作品だと思います。
本の本題としては、加害者保護は進むのに被害者保護はどうなんだということのよう
ですが。