プレバトに便乗して俳句~です。今回は春麗戦でした。選出された10人のうち
3人が決勝戦へ上がり改めて作品を提示して優勝を競っていました。
兼題は「桜」王道過ぎて難しいです。
で、自作一句~、
川沿いの恒例の桜車窓に
毎年繰り返される風景ですが、毎年来たなぁ~綺麗だなぁ~と飽きもせずワクワク
します。
ということで、出演者の作品~
10位 的場浩司氏
我が運命(さだめ)夜桜に問う生も死も
→ 満開の夜桜に問う我が運命
or我が生を問う
全体が観念的ということで映像を作る添削がされました。
また、生と死とあるので”我が運命”」は不要ということでした。
9位 森迫永依さん
花月夜学童終わりのチャンバラ戦
→ チャンバラの続く団地や花月夜
学童の終わりというと夕方のイメージなので時間軸がずれていると
いう指摘でした。で場所の情報を入れられました。
8位 フルーツポンチ村上氏
花曇り昼夜の区別なき赤子
→ 花ぐもり夜を泣き昼を泣く赤子
中句が説明的との指摘でした。ちゃんと映像化しましょうとの添削でした。
7位 中田喜子さん
濠の端の羽音走りて初桜
↓ ↓
を れり
”を”にすることで動きが生まれ、”れり”として切れが入りピリッとすると
いう添削でした。
6位 犬山紙子さん
さくらさくらむすめのたましいのいろ
→ さくらさくら子のたましい桜色
娘に限定してしまったのがもったいないとのこと。共感の幅に広がりを
持たせましょうとの添削でした。
5位 森口瑤子さん
束の間を正気の母と花の道
4位 キスマイ横尾君
花月夜冒険譚に挿す栞
挿す栞:栞挿すだと挿すが不要になるが、挿す栞とすることで冒険譚が
話か本かどっちだ~どっちだと楽しめ栞と出て本とわかるということで、
直しは無しだったのですが、千賀君の作がかなり良かったということで、
ジュニア氏、梅沢氏はさらに素晴らしかったということでした。
3位 キスマイ千賀君
函谷のロッジ夜明け白き飛花
↓
夜明けの飛花白し
2位 千原ジュニア氏
刑務所を囲む桜の仄白き
1位 梅沢冨美男氏
苗代の桜や鬼の住まいする
ー決勝戦ー
梅沢冨美男氏
風吹かば花の色なる城下町
↓
夕風や
”吹かば”は不要
千原ジュニア氏
青光りせり750ccに花吹雪
キスマイ千賀君(優勝)
出郷(しゅっきょう)の車窓を叩く飛花落花
叩くのは見送りの人かと思わせて花だったという作りが良いとのことでした。