麻生さんの発言は非難を浴びて当然とは思いますが、上川外相への非難は、画一的で

彼女にとっては迷惑だろうし困惑するだろうと想像しました。

 

 だって、おばさんに対して、お爺さんだし、美しくないと言われても言ってる本人

こそ鏡を見て来たら?と言われるだろうし。天に唾を吐いているのと同じなのだから。

 そんなの相手にして自分を同じ土俵に落とすことは無いと思うでしょう。

 

 それに、能力は褒められたのですから、美醜より能力の有無に価値を置いてきたもの

にとっては我が意を得たりなのではないかと思います。逆にどれほど美しくともパー

プーでは彼女にとっては忌み嫌うものなのだろうと思いました。

 

 それにしても、「おばさん」が忌み嫌われるようになったのはいつからでしょう。

その昔は、「○○ちゃんのおばちゃん」と言われていたところが、いつからか「○○

のママ」になって。子が幼児のとき西から東へ転勤で移動したとき、うちではまだ

「○○のおばちゃん」だったのを「ママ」に直された空気があった記憶があります。

 

 それでも、うちの子がご近所の同い年の女性のAさんを「おばさん」Bさんを「お姉

さん」と呼んでいたことがありました。私から見てAさんのほうが垢抜けしていてBさん

は野暮ったく学生っぽかったのですが、子から見て距離を縮めるのが上手かったのがA

さんでした。

 

 本当に、「おばさん」の言葉に罪は無いと思うのですが。

 

 上川外相にも怒りを表明せよ!というのは、画一的でルッキズムに囚われているのはどっちだろう

か?という気もしました。

 この件は、聞いた第三者がジェンダー問題として不快に思ったと怒りを表明すれば良い問題だと思います。