プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「美容院」
難しかったです。要素が多くて字数オーバーばかりでなかなか決まりませんでした。
で、自作一句~、
春隣整髪されし老婦人
う~~ん、伝わるか・・・・・で、字数を増やし短歌にしてみました。
鏡中の若返りし老婦人の後ろ姿整髪されて
状況を説明すると、美容院でカットしてもらっている私の前の鏡に後ろのお客さんの
後ろ姿が映り込んでいたのですが、カット中薄い髪が濡らされていて、地肌が見えてい
たのです。ついで、美容師さんが乾かしセットをすると、まぁ素敵。地肌が隠れただけ
ではなく、淑女風にフワっとされていました。
ということで、出演者の作品~、
君島十和子さん
先駆けて切り揃えし春待ちの朝
→ 髪を切り揃えて春待ちの朝(あした)
”春待ち”ということで”先駆け”は言わずともわかるので不要、そして、何を切
揃えたのかが不明という指摘されての添削でした。
研ナオコさん
早いかな襟足すっきり春近し
→ 襟足すっきり春近き鏡
”早いかな”というのは自分の気持ちなので読者に想像させるのが俳句との指摘
でした。
柏木由紀さん
ほっとするパーマのヒーター冬の朝
→ ほのほのとパーマヒーター冬の朝
”ほっとする”というのは、気持ちなので、そこは読者に想像してもらうもので
あるという指摘での添削でした。
武尊
金に染め宙舞う一人勝ち儀式
→ 金髪に変え一月のゴング待つ
何を金に染めたのかが書かれていない、儀式とは何かとか伝わらないという
指摘でした。今、試合前時期ということで想いが強くて要素がいっぱいになった
のでしょうね。今までは才能アリを取っていた彼ですが最下位となりました。
アインシュタイン河井氏(今回一位 特待生へ)
待春の病室祖母に巻くロット
ロット巻く:作者が巻いていると作者の動きとなる
巻くロット:作者は脇で見ている
ということになるという補足がありました。
待春で病室に射す光が見え、おばあちゃん良くなってねという気持ちがよく
伝わる良い句だと絶賛でした。
森口瑤子さん(名人7段)
就活の黒髪は艶失せて冬
→ 就活の黑髪木枯(こがらし)に束ぬ
就活で冬ということは、まだ内定をもらっていなんだな、それで髪が艶を無く
いると説明になってしまっているという指摘でした。
木枯らしが吹いて髪を束ねるのが難しいという映像であぁ、就活まだ続く大変
だなぁと伝わる句になるという先生の弁でした。
難しい~~~~~。
梅沢冨美男氏(特別永世名人)
髪の毛の挟まる雑誌四温かな
→ 切髪の挟まる雑誌四温晴
髪の毛の状態が分かりにくいというのと”かな”が効いていないとの指摘で、
”ガッカリ”査定でした。