プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「クーポン券」

 

 で、自作一句~、

 

 くじ引きのクーポンたまる梅雨晴れ間

 

 

 ということで、出演者の作品~、

 

 高島礼子さん

 嵩を増し藻の花飾る緯度の水 

          → 嵩を増す井戸水藻の花の白し

   クーポンの山を藻の花に発想を飛ばしたのが良かったが、嵩を増したのが

 井戸水か藻の花なのかがわからないのが惜しかったとの評でした。

 

 

 

 音月桂さん

 白南風(しらはえ)や郷里へ急ぐ乗車券 

             → 故郷へ音楽学校夏休み

   オリジナリティが無い句でしたとの評でした。

 

 

 

 ミキ亜星氏

 夏休み余ったお金で氷菓子 

      → クーポンや浮いたお金で買うアイス

    季語重なりがあり、俳句じゃなく報告だと東国原氏からの評でした。

 

 

 

 7MEN侍本高君(今回一位)

 虫食いのクーポン埋める梅雨の星 

      → 虫食いのクーポン梅雨の星増えて

 虫食いのクーポン(減る)と星増えての対比の句ですと先生の弁でした。 

 

 

 

 キスマイ横尾君(名人9段→10段)

 夕虹のA席タイムラプスの街

    タイムラプス:早送り動画を撮るアプリ

    乗り物を絞らず、A席で窓側と定め、タイムラプスでいろんな景色を

   読者に想像させる狙った句と絶賛でした。

 

 

 

 東国原英夫氏(永世名人)

 帰省してゐる周遊のついでかな 

        → 帰省なぞしている周遊のついで

    ”かな”は作者の表現意図に関わってくるので、許容しないといけない

   範囲のものだと先生の弁。本へ掲載決定。

 

 

 

 梅沢冨美男氏(永世名人)

 赤札のプードルを抱く帰路夕焼

    赤札のプードルでそんなものに赤札?!と驚かせ意外性を持たせ、

   ”帰路”で人、場所、行動が描かれており、赤札と夕焼で悲哀ある二種の

   赤の存在感を際立てていると絶賛でした。 本へ掲載決定。