プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題はフードコート。

 フードコートといえば、ドライブインとかマリーナとか、拡がる海が見えて云々と

考えましたが、出来ませんでした。

 

 で、自作一句~、

 

 春眠し(ねむし)メニュー決まらぬ吾子を待つ

 

 待つ親は我慢なのです、眠気も来ますよ。

 

 

 ということで、出演者の作品~、

 

 HKT矢吹さん

 転校で友とたこ焼き春の虹 

    → 友とたこ焼き転校近き春の虹

    具体的なエピソードで映像が浮かび、春の虹というすぐ消える虹に寂しさ

   と希望のニュアンスが良く描かれているが、”で”が誰がという点を曖昧にし

   ているという指摘でした。

 

 

 

 和田アキ子さん

 春眠しフードコートの生中継 

 

          

 

 ハリー杉山氏

 鳴り止まぬ真昼のベルは猫の恋

      → 恋猫めくフードコートの止まぬベル

      ベルが何のベルかがわからないとの指摘でした。で、最下位。

 

 

 

 ミキ亜生氏(今回一位)

  春夕焼ラーメン一つに箸二つ

 

 

 キスマイ北山君(特待生3級)

  牡丹の芽木漏れ日とジェラードの赤 

       → ジェラードの赤と牡丹の芽の赤と

       言いたかった赤が、木漏れ日に邪魔されていたとの指摘。

       色合いの違う赤を敢えて並べることで、牡丹の赤が際立ってく

      という添削でした。

 

 

 

  Fujiwara藤本氏(名人☆2つ→1つ)

   イーゼルに凭るるメニュー春浅し 

     → イーゼルに立てかけ春のメニュー立ち

      凭れるの使われ方として、胃が凭れる、壁に凭れると良い意味では

     使われないので、お店大丈夫なの?となってしまうとのことでした。

 

 

 

  東国原英夫氏(永世名人 本へ掲載)

  蝶は測るフードコートの奥行を測る        

     ”は”が大事、

     迷い蝶へ焦点を当てる働きをしていると。

     血が洗われるような素晴らしい句だと絶賛でした。これは満場一

     致していました。