プレバトに便乗して俳句~です。今回は冬麗戦本選でした。昨年の364句の中
から14人選出された中でのTOP10が選ばれました。兼題は「人生ゲーム」
で、恥も顧みず自作一句~、
ゲームとて墜ちたくは無しお正月
誰も一度はしたことがある「人生ゲーム」というナレーションでしたが、
私はしたことがありません。
人生の節目とお金の出入りをゲームにしていて、一文無しになったり波乱万丈
だとか、ハラハラするものは苦手です。
ということで、出演者の作品~、
一位
東国原英夫氏
片襷硬し四日の身を通す
片襷から連想されるものは、駅伝、正月選挙、まな板始め、四日から
さらに絞ると正月選挙とまな板始めであるところから味わってと。
二位
キスマイ千賀君
地球史の恐竜遠し炬燵の夜
コタツというリアリティと恐竜という空想との対比、地球史と夜の
時間の大小の対比を味わってとのこと。
三位
森口瑤子さん
嚏(くしゃみ)してスペードの位置忘れたり
四位
千原ジュニア氏
雪吊や登校拒否の吾(あ)と祖母よ
五位
梅沢冨美男氏
冬旱り(ひでり)地図から消えた村の数
六位
キスマイ横尾君
雪晴れの転勤ミニマリストの棚
→ 物少なき転勤雪晴れの街へ
ミニマリストという長い言葉を入れるという挑戦は良いが、
彼はミニマリストであろうと想像させるの方が良いとのこと。
七位
小倉優子さん
裏漉す蕪やアドベントカレンダー
→ 離乳食煮てアドベントカレンダー
蕪という季語だけれど、蕪とくると介護を連想させアドベンターカレンダー
という子どもとクリスマスを連想させる言葉との齟齬がある。、
まだ歳時記には載っていないが、アドベントカレンダーの季節性を使う方が
得ということでした。
親子のイメージ、ママとマリア様のイメージの重なりも味わってと。
八位
FUjiwawra藤本氏
あざ笑う鬼の顔ある歌留多かな
→ あざ笑う鬼の絵赤き歌留多かな
顔あるは説明くさいと。「来年のことを言うと鬼が笑う」
九位
フルーツポンチ村上氏
寅の尾を目指す迷路よ年賀状
→ 寅の尾がゴール年賀状の迷路
迷路のデザインの年賀状と思い付く人と思い付かない人と分かれ
てしまう句との評でした。
十位
犬山紙子さん
箱の角(すみ)亡き犬の毛や垂り(しずり)雪
→ 亡き犬の毛がすごろくの箱の隅
角を”すみ”を”かど”と読む人がいるでしょうということと、材料が多すぎ
たということでした。
箱と犬、犬と垂ずり雪とそれぞれで二句作れますということでした。