プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「朝カーテンを開けて一句」
で、自作一句~、
ご来光我が家の窓にお正月
旦さん名義の実家に戻るつもりの賃貸での生活ですが、老齢には不便極まりない
実家で、ここは冬の朝日、春の桜、夏の花火、秋の金木犀ほかと大好きな環境で、
最後にホームに行くなら実家を手放してもいいのかな、それまでここに居ようか、
やっぱり持ち家を買うか悩みです。
義母が存命なので問題は先送りですが。この部屋いいんですよねぇ。
ということで、出演者の作品~、
筧利夫氏
東雲の空に挑みし初漁の → 初漁や東雲の空はればれと
初漁を説明しただけの句との評。
初漁は朝だし、挑むことだしと言葉がムダになっている、
”の”で終わるのはうやむやな感じとのこと。添削しても凡とのこと。
NMB渋谷さん
瞼をも突き抜け照らす冬の朝
→ 瞼貫く冬の朝日の眩しさよ
”をも”は散文的朝日とすると照らすは不要とのこと。
皆、朝は眩しいのよと。
大久保佳代子さん
日溜りで辿る僅かな年賀状
↓
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記憶を辿っているらしいと読者に想像させなくてはいけない。状況を
書き心情を忍ばせるとのことでした。
三時のヒロイン 福田さん((今回一位)
冬天よ母を泣かせて来る街か
先生に「久しぶりに本物の句が来たな」と言わせました。
”よ”は呼びかける詠嘆、”か”には、自嘲も深いため息もあり、
”街”の字で都会を表し、何一つ上手くいかない状況が読者を
打つとの評でした。
森口瑤子さん(名人初段)
昨晩(よべ)よりも痩せたる母や日向ぼこ
→ 昨夜(さくや)より痩せしか日向ぼこの母
”たる”は完了である、作者の意図は痩せたような気がするということで、
”しか”へ。最後に”母”を持ってくることで、しみじみ母の背を見る感じ
が出るという添削。
キスマイ横尾君(名人7段)
凍空(いてそら)の窓をゴンドラ紅茶の香
→ 窓を拭くゴンドラ凍空の紅茶
ゴンドラには、いろんな物があり、一番連想しにくいのが窓を
拭く時のゴンドラだろうから説明が欲しいという添削でした。
梅沢冨美男氏(本掲載決定)
縫い初めの楽屋朝日は母に刺す
”縫い初めの楽屋に梅沢氏のオリジナリティとリアリティがしっかりあり、
朝日が母に差すということで、夜なべだったことが伝わる、状況だけを
書いて、母への感謝、愛情という心情が伝わると絶賛でした。