プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「ヒートテック」

 

 で、自作二句~、

 

 ネコの真似ヒートテックの下着着て

 

 ファッションも寒さ凌ぎは下着まで

 

 ヒートテックの下着はピタッときますよね、そして、厚着はカッコ悪いと下着

から開発され、人間ってワガママ~って感動します。

 うちの旦さんは、暑がりで隙あらば暖房器具をオフにします。寒がりの私と競争

のようにスイッチを取り合っています。あちらは暑いと頭がぼぅとしてくるって、

こちらは昨日も浴室とトイレの換気扇のファンの埃を取っているうちに体を冷やし

たらしく、胃酸過多と吐き気に見舞われとんだ目に会いましたが、冷やすとダウン

します。困ったものです。

 で、「厚着したらいいやろ」と言われ、夏の三倍のコロコロ感に着ぶくれていま

すが、世の中、部屋を暖めて薄着でおしゃれに過ごしているのに、と思うと悲しく

なるコロコロです。

 

 

ということで、出演者の作品~、 

 

徳光和夫氏

悴み(かじかみ)がふと懐かしきティショット 

       → 懐かしきものに悴むティーショット

   ティーショットでゴルフの映像は良いが、”ふと”は凡人ですと。添削後の

  読み方は、~ものに~があります、だそうです。なるほどって納得。

 

 

 

 ゆうちゃみさん

 落葉風渋谷を闊歩生脚(なまあし)で 

          → 生脚で闊歩渋谷の落葉風

    生脚から始めることで勢いが出ました。

 

 

 

 原田龍二氏

 着心地にあぁ身を捩る(よじる)冬麗(ふゆうらら)

        → 冬麗(とうれい)のごとし肌着の着心地

     着心地って何を着ているの?と具体的なものが何一つ書かれていない

    ので意味がわからない句と最下位でした。

 

 

 

 タカアンドトシ トシ氏(今回一位)

 着膨れてスープカレーの香り立つ     

    文句なしの賞賛でした。

 

 キスマイ北山君(特待生3級)

 衣装替え耳元爆ぜる静電気

     ↓

    替える                   

    惜しい、厳しい査定でした。

    静電気はまだ季語として一般化されていないそうで、

    ”る”をつけることで、”爆ぜる”を生かせるようになるとのことでした。

    実感ある良い句と認められていましたが・・・・・現状維持。

 

 

    

 フルーツポンチ村上氏(名人☆1→2)

 冴ゆる夜やショーウィンドウに黄の鞄   

    夜の暗さとショーウィンドウの明るさ、冴えた冷たい透明感と鞄の黄色

   という色の温かい透明感との対比がとても良いと。”冴ゆる”という季語を

   信じたのが良かった作品とのこと。

 

 梅沢冨美男氏(永世名人)

  薄明り杜氏のすする粕の汁 

       → 杜氏らのすする粕汁明けの星

    字数調整の”粕の汁”が安直と、また薄明りでは、ぼんやりしているから

   と明けの星が採用されました。

    でも、ヒートテックから下着へさらに杜氏へと飛ばした発想が素敵です。

   で、本への掲載はボツ。