”帰り花””返り花”という面白い季語があると知って、調べてみました。
世間では、狂い咲きとも言われる季節外れの開花を俳句の世界では、”帰り花”という
らしいということで、珍しい言葉かと思いきや、数多の例句がありました。
再開されたことだったり、思い返しとか風景などを詠ったものが多い印象です。
気に入ったのは、
いま少し時を惜しめと返り花 鷹羽狩行
の中、薬抜け~の句。
で、自作~、
帰り花団地の植木を凝視す
遊歩道指差しはしゃぐ帰り花
狂い咲きを見るとまずなんじゃらほいと驚き、このご時世では”CO2温暖化”の心配
とか”大地震”の前触れ?と心配になってしまうところで、吉か凶かと見つめてしまった
という句と、
無邪気に指さして歩く子どもの二句です。