プレバトに便乗して俳句～です。前回、前々回錦秋戦の予選でしたが、今回は
いつもの回でした。今、本選に向かい皆さん唸っていらっしゃるのでしょうね。で、
兼題は、「秋の夕日」でした。
ということで、自作一句～、
鬼ごっこいつまでも鬼秋カラス
もう帰りたい、泣きそうです。
脚が遅くていつまでも掴まえられないだけでなく、掴まえたのになんだのかんだ
のと代わってもらえなかったり。
で、出演者の作品～、
武尊氏（K-1格闘家）
切れかけのグローブ眺めし秋夕焼
↓
む
”秋夕焼”には、やることはやったという充足感とこれからどうなるという
悲壮感があり、選択は良かったし、切れかけのグローブというのも映像が
浮かぶと賞賛でしたが、
”めし”は過去形なので現在形に戻されました。
私はてっきり夕焼けは眺めるもの、切れかけているのは、皮か紐を言えば
いいじゃないかと思って方向違いの勘違いをしておりました。
浅野ゆう子さん
選局はルーティーン今日は土瓶蒸し
→ 選局はニュース今宵は土瓶蒸し
”ルーティン”では、いつも同じとは意味が違うということと、”今日”ではもっ
たいなかったという評価でした。
良かったのは、”は”と”土瓶蒸し”の選択で、特別な日であることが伝わる
とのことでした。同じ行動と特別な日の取り合わせでした。
空気階段 水川かたまり氏
１０９夕日にうつされ０になり
→ 秋夕日に熔けゆく渋谷１０９
意味がわからん句と最下位でした。
それで、作者の話から先生が添削されたのですが、「でももういいよ」と
直したところでという先生や浜ちゃんの弁でした。私はカッコいい句になっ
たなぁと思ったのですが・・・・”に”が散文的とは言われていましたが・・・
堀未央奈さん（今回一位）
独立の夜やゴッホの星月夜
季語の”星月夜”が絵であることで 力が弱まっているけれど”独立の夜”
の”夜”で補強が出来ている名人級の句だと絶賛でした。
ＡＢＣ－Ｚ河合氏（特待生５級）
初MＣのエゴサ車窓は秋夕焼
→ 初ＭＣ終えて車窓は秋夕焼
エゴサーチ優し車窓は秋夕焼
情報の詰め込み過ぎで季語に比重が行かなくなっているとの評でした。
千原ジュニア氏（名人７段）
公園の漫才師黙（もた）秋夕焼
→ 漫才師黙公園の秋夕焼
ストーリーは良いが語順のせいで、背景が分断されているとの評でした。
で、添削により、黙って考え込む漫才師も公園もシルエットになって夕焼けが
主役になりました。
東国原英夫（本に掲載決定）
ラフレシアも秋夕焼も人を食うか
ラフレシアの思い付きが良いと、色合い、大きさ美しいけれど不気味とい
うのと秋夕焼との取り合わせで絶妙ということで、最後”人を食うか”で二つ
の取り合わせの理由がわかる、しかも六音を三回重ねることでゆっくりとし
たリズムで、ひたひたと迫ってくるのが良いと絶賛でした。
これ、夏井先生の好みでしょう、多分ＯＫだと思った通りでした。
細かいことは説明を頂かないとわからない、未熟者ですが。
今回も難しい良句が多い回でした。勉強にしなくてはと思いますが、難しいです。