プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「家の柱」、柱なんて、そんなに見た

記憶も無く、マンションだと柱なんてあるのかなぁ?と、戸の枠とかあるけれど・・・・

 

 で、自作一句~、

 

 土壁と柱にスキマ秋彼岸

 

 旦さんの実家、高度成長時代に義母の想いの籠った家を建てたカラクリ屋敷ですが、

5年以上前になるのかしら、正月休みにお泊りした朝に布団の上に霜があるような気が

して、旦さんに言ったら、「隙間に光が見える」と、そりゃ、寒いはずだわと。

 で、それからすぐ修繕が入って直されましたけれど。

 地震対策とか、シロアリ対策とか合わせかなりお家にお金をつぎ込んだみたいでした。

 こっちは引っ掛かったんじゃないのかなぁと、消費者センターにも問い合わせたけれ

ど明確な返答はなくて、頼りないなぁと思っただけでしたが、したものはしょうがない

と心の広い旦さんは不問に付しております。話を戻して、次の修繕は出来ないかなぁと

思ったり、もう、土壁を扱える業者さんなんていなくなるんじゃないのかなぁ、費用も

知らないですが。子どもも負動産と呼ぶし、家って欲しいものですが、最大の不燃ごみ

にもなるもので、切ない。

 

 ということで、出演者の作品~、

 

 かまいたち 濱家氏

 明日急かし日めくり揺らす秋の初風 

       → 日めくりを揺らして秋の初風は

   「明日急かし」が説明臭いと、この部分は読者が、鑑賞する感想する部分なの

   に先取りしては損という評でした。「秋の初風」という季語を持ってきたのは

   勉強した証とも。

 

 

 

 和田アキ子さん

 今年酒我が膝さする小さき母 

    → 吾(あ)の膝をさする母の手今年酒

       季語:今年酒、今年取れたお米で造った酒

       ”我が膝”とすると、母の膝か作者の膝かが曖昧であるという指摘で、

       作者の膝を母がさするという作者の意図に合った添削をされました。

 

 

 

 村上佳菜子さん

 疲れたなぁ追い込む季節冬隣り 

    → 練習終えスケートシーズンは間近

       具体性が無く、言っていることは万人に当てはまり、作者が

      何を言いたいかさっぱりわからないと最下位でした。

 

 

 

 かまいたち 山内氏

 盆休み久々の足の指の敵 

     → また指をぶつける柱盆の家

     足の指の敵”って水虫か?と先生たちの解釈で、私は蚊かと思いまし

    た。

    でも、着眼は良かったのでしょうか、添削作なら才能アリ近くの凡人以上

    ったそうです。

 

 

 

 貴島明日香さん(今回一位)

 秋の日母の枕香薄れゆく

    ↓    ↓

    や   うすれ              

     ”うすれゆく”で時間経過が上手くいっていると。ただ、”薄れ”と漢字が

    重なり、見づらいのと”に”は散文的だと添削が入りました

 

 

 キスマイ横尾君(名人7段)

 父からの返球身に入(し)む黄昏 

        → 返球の身に入む黄昏に父は

     ”から”と返球だと意味が二重になるまた、元句だと老いた父に見える

     が添削後は作者の意図した若かりし頃の父が見えてきました。

 

 

 

 フルーツポンチ村上氏(名人10段)

 車庫入れの誘導は父秋日和              

     上句中句が良いだけに季語が印象に残らなくて惜しいという評でした。

 

 

 

 東国原英夫氏(本に掲載決定)

 秋暑し柱は饐えた(すえた)父の臭い          

     実感が生々しい、秋暑しの季語を際立たせていると絶賛でした。

     本当に家にお父さんの臭いが沁みついて いそうって思いました。

     実は、貴島さんの句が紹介されていたときに、臭いって放置している

    と猶更濃くなるんだけどね、ってホームへ行かれた後、数か月してから

    の長期休みに訪問した部屋に義母の臭いが充満してて、シーツとか慌

    ててまとめ洗いした経験を思い出していたのでした。