プレバトに便乗して俳句~です。今回のお題は「靴売り場」

でも、誰も売り場を描いていません。

 

 で、自作二句~、

 

 思う靴捜してハシゴ青蛙

 

 手に持って歩きたい靴擦れの夏

 

 

 

 ということで、出演者の作品~、

 

 高田万由子さん

 白靴や並びし吾子の父超えて 

         → 白靴や父より大きなる白靴

       ”並びし”とくると背丈かと勘違いさせるということでした。

 

 

 

 本田望結ちゃん

 夏夕焼波打ち際のペアシューズ 

      → 夕焼けや波打ち際のペアシューズ

    ”夏”。”夕焼け”は夏の季語であり季重なりになっているとのこと、他の

   季節だと季節を書くということでしたが、私は”波打ち際”というのが気に

   なって、揃った靴って入水心中も連想させそうで、トライしてみました。

 

         自作一句~、

           夕焼けの砂浜駆けるペアシューズ

 

 

 

 的場浩司氏

 靴の中ギラりちび蜘蛛の我が家 

          → 新品の靴より蜘蛛のギラり

    蜘蛛は巣を張って我が家を持つものなので”我が家”はムダになって

   いるとのことでした目の付け所は良かったと。

 

 

 

 小宮璃央氏

 夏の夜言葉交わさず下駄の音

  ↓

 夜店の灯                           

    KING OF 凡人夜店の灯とすることで周囲の喧騒とカップルの無言

   を対比させた添削でした。また、”夏祭り”とすると昼夜の別がつかな

   くなるので避けられました。

 

 

 

 ぼる塾田辺さん(今日の一位)

 泥靴や頑張る君の夏近し                  

    ”頑張る君の”と泥臭くなる難しい語を”夏近し”という季語に託したこと

    で、”君”が恋愛の対象だったり、気に掛けた生徒を温かく見ているの

   かもしれないと類推され”夏近し”で甲子園かインターハイかとも思われ

   成功しているとの弁でした。

 

 

 

 キスマイ横尾君(名人六段)

 披露宴白靴のスタッズ眩し 

               → 婚祝う白靴のスタッズ眩し

    スタッズ:靴に付いた鋲

    白靴を履いているのは新郎?客人?というのがわからないということ

   での添削でした。スタッズということでカジュアルな宴での友人かな?と

   わかるしと下句については先生絶賛でした。

 

 

 

 梅沢冨美男氏(永世名人)

 帰国の日アガシの白いハイヒール 

       → 帰国の日アガシの白靴の悲し

    この帰国が晴れやかなものか切ないものかがわからないという

   指摘でした。ということで、本への掲載はボツでした。