プレバトに便乗して俳句~です。今回の兼題は「リュック」ということで、

ベンチの上に置かれた赤いリュックの写真でした。

 

 で、自作二句~、

 

 リュックにはお出かけセット五月晴れ

 

 エコバックをリュックにして風光る

 

 

 ということで、出演者の作品~、

 

 

 鷲見玲奈さん

 旅鞄枕に寝て見る朧月 → 朧月旅の鞄を枕とし    

     ムダな言葉が多いという評価で、添削しても凡人レベルと先生の弁。

 

 

 

 石塚英彦氏

 旅支度真の雪解け(ゆきどけ)待つばかり

    → 旅支度整う雪解(ゆきげ)待つばかり

   季語の力を信じましょうとのことでした。

 

 

 

 キスマイ二階堂君

 春鱚釣り想い昂るぶる亡き父 

      → 春の鱚つりしよ父の在りし日よ

   想い昂るは説明的で、亡きと直接的に言うものではない、ということでした。

   ちなみにお父様は健在だそうで、真っ赤な妄想だそうです。

 

 

 

 アインシュタイン稲田氏

 春粉がリュックの色に顔染めて 

      → 花粉症の顔もリュックも同じ赤  

    何を言っているのかもわからない句だと皆が困っていました。

    添削しても詩心がないものしか出来ないと先生がバッサリ!!

 

 

 

 本上まなみさん(今回一位)

 ちびリュック中身はおむつ山笑う       

      オリジナリティーとリアリティがあって、家族の様子もよくわかり、

    季語の選択も情景によく合っていて、これが俳句ですよと先生が絶賛

    でした。

 

 

 

 森口瑤子さん(特待生3級→2級)

 花疲れリュックの底の底に鍵           

     手の感触まで伝わる句だと絶賛でした。

    また~の~の~にという作りから、覗き込んで探るという状況をよく表

   されていて、最後に鍵というものを持ってくることで疲れを像させてい

   ると賞賛でした。

 

 

 

 梅沢富美男氏

 飯盒(はんごう)を逆さにしばし揚げ雲雀 

        → 飯盒を逆さに蒸らし揚げ雲雀

   イマドキの飯盒はひっくり返さないので何をしたのか若い子にも伝わる

  ように配慮が必要とのことで、本への掲載はボツとなりました。