プレバトに便乗して俳句~です。今回は春光戦決勝で兼題は「じゃんけん」でした。

 

で、自作二句~、

 

 じゃんけんす桜の下の鬼ごっこ

 

 じゃんけんに念込め席は桜窓

 

 一作めは我ながら king Of 凡人だなと思いました。

 

 

 ということで、出演者の作品~、

 

 

 千原ジュニア氏(2位)

 サザエさんに後出しあいこ吾子の春     

      ”あ”の韻が踏まれ、”~に”も意味を通すためにも必要、”の”も”や”にする

  と親ばかだしということで妥当という評でした。

 

 

 

 皆藤愛子さん

 木の芽晴あいこ三回照れ笑い 

     → 木の芽晴笑う三回目のあいこ

    三段切れになっているのと照れ笑いの”照れ”がムダになっているのが難と

   いうことでの添削でした。

 

 

 

 松岡充氏

 助手席のシートに温み鳥曇 

      → 助手席に君のぬくもり鳥曇

   ”席”と”シート”が二重になっているということでの添削でした。また添削し

  た方は”り”の韻を踏まれています。

 

 

 

 パンサー向井氏

 永き日のじゃんけん多き初デート 

   → じゃんけんを何度日永の初デート

   ”多き”が説明になってしまっているという評でした。

 

 

 

 東国原英夫氏

 (志村さん一周忌)

 山も笑う最初はグーの発明者 

  → 山も笑う最初の最初の「最初はグー」

    ”発明者”が説明臭いとのことでした。

 

 

 

 FUJIWARA藤本氏

 うららかや次女出すチョキはまだ未完 

   → 次女の出すチョキはうららかなる未完

    ”まだ”と”未”が重なっているということでの添削でした。

    添削では”うららかなる”で固い”未完”を包み上句との一体化がなされて

   います。

 

 

 

 中田喜子さん

 チョキ出す子春の光を突き破る 

     → チョキで勝つ子は春光を突き破る

    突き破るには、勝ったという情報が欲しいという添削でした。

    そして”春光”にすることで勢いが出る ということでした。

 

 

 

 フルーツポンチ村上氏

 けいどろの牢鐘楼花の寺 

       ↓

       は          

   ”に”では、~に使っていますと散文的になるという評でした。

  鐘楼と寺の関係が二重になるのではないかという話もあるけれど鐘楼は子ども

  たちの牢という小さな絵が花の寺という大きなカットに展開する効果は見事だ

  ったということでした。

 

 

 

 梅沢富美男氏(3位)

 「最初はグー」聞こゆ志村忌春の星    

   ”聞こゆ”の要不要を考える必要があるが、追悼の句であり今まさに聞こえた

  ということで要ということとなり、句の持つリズムが明るく志村氏の人柄を

  よく表しているという評でした。

 

 

 

 キスマイ横尾君(優勝)

 浜風光るスクイズの土埃          

   ”風光る”に浜をつけることとスクイズで甲子園とわかり、春の選抜か?と

  作者の意図する方へ読者をずるずると引き込むあたりが良いと絶賛でした。

                               

 

 

                               

  プレバトから皆藤愛子さん、キスマイ横尾君、梅沢富美男氏の三人が以前に作った句が中学の国語の教材に採用されたそうです。